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自転車泥棒

ライブが近いので落ち着かなくて毎日イライラしている。一方で現実感がない・・・・。毎日僅かな時間を見つけては練習するが、いきなり流暢にひけるわけもなく、上手くなる実感もなく・・・これは工夫しかない!と思いながら、シンセの説明書と格闘していると脳みそから汁が垂れてきそうだ。なかなかに手ごわいお友達だ。そろそろ「とにかく、頑張ろう!」みたいなショウモない精神論に行き着きそうだ。


映画「自転車泥棒」を紹介しようと思う。この映画を見終わった時、この映画は一言で語れるなぁと思ったが、その丁度いい言葉が思い浮かばなかった。その一言を発見したらこのブログに書こうと思ったのだが、今日の紅茶を淹れて、カップから取り出したティーパックを流しに捨てた瞬間に思い浮かんだ。この映画は一言で言うと「いたたまれない」映画だ。YAHOO辞書で「いたたまれない」を検索すると『[連語]それ以上その場所にとどまっていられない。また、それ以上がまんできない。いたたまらない』とあった、まさしくぴったりの表現。


伊ネオ・レアリスモ代表作の一つ。敗戦後、荒廃し景気も秩序も最悪な状況の街で、少年の父親は1年半ぶりの仕事にありついた。ローマの街にポスターを貼る役所の仕事だ。ただし条件が一つある。自転車を持っていること。でも、自転車は生活のために質草に・・・少年の母親は「これは要らないわ」と言って家中のシーツを剥がして質に入れ、自転車を取り戻す。喜びの中出勤した父親だったが、ポスターを貼っている最中に自転車は盗まれてしまう。大声をあげながら泥棒を追いかけるが泥棒仲間に嘘を教えられ逃げられてしまう。途方に暮れ友人に相談すると、盗難自転車は分解され市に出されるという。父親と少年は市でギアやらペダルやらチューブやらを検分するが分かるはずもない・・・、泥棒と取引している老人を偶然に発見して後をつける。が・・・協会の福祉にありつく貧しい老人はしらばっくれた挙句、逃げてしまう。少年はくたびれ果て、父親は少年を慰めるためピザでも食べようとレストランに入るが、裕福な少年が豪華な食事をとるレストランではより惨めさが増すばかりだった。偶然、泥棒をした若者を見つけるが若者も同じく最下層の人間で、証拠をおさえることは出来ず途方に暮れる。そんな時、父親の目に一台の自転車が・・・玄関に置きっぱなしにされている自転車を見て父親は子供を先に帰す。その自転車に忍び寄る父親だったが・・・


父親も子供も素人。ロケはローマ市内・・・時代の混沌をそのままに映し出したヴィットリオ・デ・シーカの名作。いたたまれない混沌ひとつ・・といった映画。ときおり生活に演技を発見し、演技に真実を発見する。これは何なのでしょう。




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