刺繍草紙

logs

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

血が流れている

次作の『酔筆奇術偏狂記』というのは私の祖父が書いた本の名前だ。
フィクションも交えたかったのでまったく違う名前にしようかと思ったけれど、皆がいい名前だと言ってくれたので使わせてもらうことにした。生来から道楽気楽だった祖父(もっとも、それは葬式や法事などで私の耳にした親類縁者のごく狭い情報によるもので、祖父のことを調べるごとにもっと学者肌で細かいところのあった人ではないかと思う)は草場の陰から私の勝手を怒らないだろうと思っている。

ごく最近までこの本の存在は知らなかった。手品の技法について本を出したことは知っていたが、とても専門的な本だと聞いていた。叔母に頼んでその本を読んでみたいと頼んだら、次々と色々な本がでてきた。その中の一冊『酔筆奇術偏狂記』は奇術に関することが多くを占めているもののいわば自伝のような体裁をとっている。面白いので奇術やら、その時代やら、祖父が暮らした和歌山という土地やら色々と調べ始めたら自分のルーツに迫るようでまたとない体験だ。

私はずっとこうして演劇の端くれのようなことをやっているのは、「祖父の血だ」と言われていた。その意味について深く考えたことはなかったが、こうしてマジシャンとしての祖父の人生に触れると「ふんふん、なるほどなぁ・・」と合点のいく部分がある。現在の奇術家でも年配の方は祖父の名前を知ってくれていて「有名な方でしたよ」と言ってくれたりした。祖父や祖父をとりまく人々の人生を通じて、自分自身の生き方を考えるようになった。

なんとまあ、ずいぶん年寄りくさいことをするようになったものだ。

劇団レトルト内閣「酔筆 奇術偏狂記」チケット予約ページー三名刺繍専用ー
http://ticket.corich.jp/apply/55973/021/


酔筆 奇術偏狂記オモテ_WEB用軽量データ

トラックバックURL

http://shisyw.blog81.fc2.com/tb.php/683-a6aa52cf

この記事へのトラックバック

この記事へのコメント

つながりって大変興味深いものですね。 観に行きます。

  • 09/06/2014
  • みうら♪ ♦-
  • URL
  • 編集 ]
お早う御座います。

>なんとまあ、ずいぶん年寄りくさいことをするようになったものだ。!・・・・・・・・・・劇団レトルト内閣ファンの方どう受け止めるか楽しみです。私は「年寄りくさい」・・・心します?

  • 09/06/2014
  • amiami ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: タイトルなし

みうらさん♪ありがとうございます。私も今作に取り組んで、何か人生観のようなものが変わっていくような気がします。年かもしれませんけど・・。

  • 15/06/2014
  • shisyw ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: お早う御座います。

amiamiさんの若さは衝撃ですよ(笑)。見習わないと。

  • 15/06/2014
  • shisyw ♦-
  • URL
  • 編集 ]
コメント投稿フォーム

Paging Navigation

Navigations, etc.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。