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レンブラントの夜警

ふと気付けばグリーナウェイの新作が終わろうとしていた。グリーナウェイといえば、個人的に苦い思い出があるのに加え、かつ昨今多忙なのでもう見ないでおこうかと思ったが、やはり映画館に駆け込んだ。


テアトル梅田で朝の10時からコアな人々が詰めている。さすが、圧巻、文句なし!エンド・ロールは誰一人として席を立たなかった。映画館で見ておいてよかった。良いことがなく、表現というものに直面から苦しんでいただけに、救いのようなものまで感じる。本物というのはこういうことを言うのだろうと納得。


レンブラントを扱ったからか、光の表現に一層の凄みが増したようだ。ワンシーンの美しさに忽然となり、光だけで感動がもたらされる。17世紀、すでに富と名声を得ていたレンブラントは、アムステルダム市警団の絵を描くように依頼された。彼らの裏の罪を絵画を通じて告発するという内容だが、ストーリーは分かりにくく、むしろストーリーを追いかけると逆に「?」が連発で惑わされるので、絵画を見るように美に耽るというのが正しい見方だと思われる。

等間隔におかれた壷のある部屋の美術、絵画的なテーブルセッティング、吊り下げられた食肉や鶏やら、欲望と残酷さを連想させる凝った道具類、衣裳、古典と現代音楽を混ぜ合わせた、弦の震えが伝わるような音楽、どれもすばらしい。

演劇的手法を随所使っており、俳優の動きはかなり厳密に定められていて、小さな仕草から、立ち位置、動きとすべての構図に徹底的にこだわっている。


けれども構図、構成美に目が行き過ぎて、ドラマはあんまり感じられなかったので、美術館にでも行って来たような気持ちになったのだが。


http://eiga.com/official/nightwatching/





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