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泳ぐヒレ

桃園会の朗読劇、深津篤史戯曲リーディング「四季一会/夜毎の鳩」を観にいった。ほのかな恋の話とまとめてしまってはいけないかもしれないが、ラストで思わずキュッとなる切ないところで、生真面目にキュッとした自分に安心した。

演劇の世界も長く、作品を見ても腕組みしながら俳優やスタッフの技量を測ったり、斜に構えている風だと、自分で自分を嫌なやつだなとあざ笑ってしまうところもある。評論家でもあるまいし、かといって楽しめもせず、街の真ん中でヘッドフォンを耳にあて莫大音量で音楽にあわせて踊っているような孤独で滑稽な自分を連想してしまう。

深津さんの戯曲にどのような精緻さや仕掛けが込められていたのか、学ぶのか、評するのか、そのことは今回はまぁいいかな。たまにはそこに浮かんだ心象風景のあれこれにキュッとしたことを素敵と思いたい。

向かいの居酒屋に赴き、出演されている丸山さんを囲んで川内、福田、こみたお、一宮と久々に飲みにいった。一宮は淡いピンクのロングカーディガンを羽織っていて、それが彼に似合いすぎていて微笑ましい。


今日の感想や次回公演のことなどを話しながら、エイヒレをほどよく炙って、ビールで流し込むのが美味かった。海の中を泳ぎ進むためのヒレも、こうして炭火で炙られると端がカッと赤くなって、香ばしく焦げて、違う物体になる。
口の中にほりこんで皆の喉仏が動いているのを見ると、なんか体の中へ不気味なヒレが潜り込んでゆくような気がする。

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この記事へのコメント

お早う御座います。

v-87朗読劇、深津篤史戯曲~イイですねv-218
v-87文才豊かなv-209さん。

  • 22/05/2013
  • amiami ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: お早う御座います。

深津篤史戯曲、私も素直に好きだなぁと思いました。

  • 23/05/2013
  • shisyw ♦-
  • URL
  • 編集 ]
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