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アジアの天才

本屋で見かけた今月のキネマ旬報の見出しは「王家衛を覚えているか」だった。覚えているかだって・・我々は「王家衛を忘れられない」と書いて欲しい。

眼帯のQの再演プランが動き始め、演出の佐藤さんと二人でリハ後に大衆居酒屋に入り、固めの冷奴や冷めたトンペイ焼きをつつきながら、戯曲の改定について話していると、話はちょくちょく脱線を繰り返し、フローズンハイボールの柔らかい氷は何なのかとか、お前の劇団は東京に行かないんかとか、若いアーティストが共同で借りていた借家が空になったから使ってみないかとか、とりとめもなく色んな話が浮き上がって、すぐさま消えていった。

ふと思い出して「そういえば王家衛の最新映画出るんですよねぇ」という話になった。
佐藤さんはやっぱり知っていて、
「うん・・誰やったかなぁ、そうあの女優・・チャンツィーイや。あれが出るらしいなぁ」
「カンフー映画らしいですよ」
「ハリウッド資本やろ」
「そうなんですか」
「おもろいやろか」
「そりゃ家衛だから、最低の出来でもかなりおもろいんじゃないでしょうか」
「センスがちゃうからなぁ」
なんて居酒屋レベルで信憑性も薄めの雑な会話ながら、結構二人ともほのかに家衛新作の封切を期待しているのを感じた。

家衛といえば、風景がボディとしてそのボディを嘗め回すようなドイルのカメラワークとか、登場人物たちが傍にいる人よりも空中に向って台詞を投げているようなこっ恥ずかしさの照れ隠しやら空しさとか、凝ったピクチャレスクな画面構成だとか、突然空間が分断されて剥がれ落ちたような写真の連写イメージとか、色々あるけれど、でも私が思うには

彼の映画は、

感傷に満ちた風景の連続

なんじゃないかなぁ

俳優の言葉も仕草も空や建物も全部同じ。感傷でひたひたとシーンを満たしている。そういう絵作りが出来る監督って稀有で、だから家衛はアジアの天才なんだろうな。

さてさてそういうわけで(どういうわけだ・・)同じアジアの我々も「眼帯のQ」の再演、頑張らねば。

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この記事へのコメント

>王家衛~存知あげませんでした。?
 ↓・・・・・v-222了解。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A1%E3%82%A4
>佐藤香聲~
↓・・・・・v-218
http://www.retoruto.com/creative_spiral/iframe/02.htm
☆「眼帯のQ」の再演、お二人ともお疲れ出ませんように。v-91って下さい。

  • 21/05/2013
  • amiami ♦-
  • URL
  • 編集 ]

再演観たい

  • 21/05/2013
  • みうら♪ ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: タイトルなし

amiamiさん
家衛、是非1度観てみてください☆

  • 22/05/2013
  • shisyw ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: タイトルなし

ありがとうございます。頑張ります!
> 再演観たい

  • 22/05/2013
  • shisyw ♦-
  • URL
  • 編集 ]
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