刺繍草紙

logs

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

都会の夏の夜

「ソファー」が欲しくてたまらない。

これが「自由」が欲しくてたまらないなら絵になるのに。

こんな発言、洒落にならぬ人がこの世界に五万といるので冗談にも注釈遠慮がいるような・・・心弱い。

まぁ、絵になろうがなろうまいが一向構わぬといえば構わぬのだが、それなれば部屋は散々に散らかっていることだし。「ソファー」にもたれて随分長く生きてしまったなとか、そういった類の疲労の卵を抱えてうとうとしたい。若いときから年寄りみたいと言われてきたけど、(僕は20歳にして年老いた~って歌詞をつくったぐらいだ)、帰り道に餃子とビールを買ってしまうおじ様の疲労が分かるようになってきた。疲労にも色々種類があるのだ。


中原中也「都会の夏の夜」


月は空にメダルのように

街角に建物はオルガンのやうに

遊び疲れた男どち唄ひながらに帰つていく

―イカムネ・カラアがまがっている―


その唇はひらききって

その心は何か悲しい

頭が暗い土塊になって

ただもうラアラア唱ってゆくのだ


商用のことや祖先のことや

忘れているといふではないが、

都会の夏の夜の更―


死んだ火薬と深くして

眼に外燈の滲みいれば

ただもうラアラア唱ってゆくのだ




トラックバックURL

http://shisyw.blog81.fc2.com/tb.php/62-5e63648a

この記事へのトラックバック

この記事へのコメント

コメント投稿フォーム

Paging Navigation

Navigations, etc.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。