刺繍草紙

logs

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

明日はオーディション

久々に看板のよしもとともしよと飲んだ。
半年ほど前にレトルトを辞めて、イタリアンレストランでシェフ兼、給仕修行しはじめた上田君の成長っぷりを肴に、彼の店で飲もうということになったが、折り悪く彼の店が休みだったために適当な難波のイタリアンバーで飲んだ。適当に入った割には、コンクリート打ちっぱなしに、北欧的な雰囲気のある照明、広めの空間幅と座り心地のいい椅子、うまいイタリア・スペイン料理を提供してくれるバーで、最近巷のおされな人たちの間で流行っているらしいフローズンビアなどを傾けながら、演劇観などというものを語るのは妙に古臭くてこっぱずかしさもあったが、ついつい時が経つのも忘れて話込んだ。吉本は俳優=人間という揺るぎない考えのファンデーションがあって、そこを固持する彼は固い奴でもあるが、彼の表現含め、やはりすごい奴でもある。

原点に返るべきという彼のコールに私は、まだ原点に戻るほどにはパイオニアになっていないという自分のアンサーもあり、話はいつも平行線確認なのだが、それでも私も彼もお互い「観」があり、それを語りたいと思える相手でもあり、知りたいと思える相手でもあるなぁということを、ぼんやりと思った夜だった。対角線上の壁にかかった巨大なTVのワイドモニターに、激変してゆく政界の歴代首相インタビューなどが写っていると、あぁ、なんと世界の中のアートの占める位置の、アートの中のシアター界の占める位置の、シアター界の中の、ここで語る己の全宇宙のスケールの小ささよ!一体何を小さく無益にアホ踊りしてるんだ!と驚いてしまうぐらいであるが、だからといって語るのをやめれるはずもなく、びくともしない固い床に釘を打ち込むような徒労でも、構わないほどの「生存」リアリティーを感じてるからこそ、やっているのかもなぁ・・私、と思う。


帰りに久々に上田君に会い、相変わらず変わり者の元気な姿を見ると、思わず顔もほころぶのであって、この広い世界で誰かと出会い、別れ、それぞれが生きて、飛び跳ねていることに感謝したりした。引退した後、日和も衣装を頑張っているらしいし、松本もまた自分なりの表現を見つめながらやってるようだ、初夏も東京単身猛然只管やってるだろう。そういうことがただ、しみじみと体中を充足させる。明日はいよいよ、オーディションであって、明日に向けて代表やフジリンゴと最終の打ち合わせをした。予想を越える応募者数に僅かな時間で決めないといけないということに不安はあるが、もしかしたらこの後、自分やメンバーの人生にとって要になるような人物や、作品を創る上で刺激をもたらす人に会えるかもしれないと思ったら、背筋が伸びる気持ちだ。

さよならだけが人生ならばまた来る春はなんだろう・・とは・・・

トラックバックURL

http://shisyw.blog81.fc2.com/tb.php/595-52f77832

この記事へのトラックバック

この記事へのコメント

☆読む楽しさ。

三名さんの文章って、冷静な観察をまず自身に向ける知性がありますね。!!

!。。。。誰かのURLに。。。。三名刺繍の「・・・・文集が付いてます?」とありましたね。
v-12・・・・ムム~思い出せませんv-217~残念。

  • 15/09/2012
  • amiami ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: ☆読む楽しさ。

知性というか…野性というか…ほんと
いつもありがとうございます。
冷静に自分を観察する時、面白さか、空しさぐらいしかないのは何なのでしょう。
人はみなそのようなものでしょうか・・・

  • 21/09/2012
  • shisyw ♦-
  • URL
  • 編集 ]
☆ムム~!!

>人はみなそのようなものでしょうか・・・
☆KU文学部哲学科卒ですが??もう少し勉強しておけばv-217ですね。

  • 23/09/2012
  • amiami ♦-
  • URL
  • 編集 ]
コメント投稿フォーム

Paging Navigation

Navigations, etc.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。