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かのうとおっさん

先日に見たかのうとおっさんの公演が頭を離れない。もうこれは呪いだと思う。

この公演で客席に座りながら、私はかのうとおっさんが何を追及しているのか,二人の追い求めてるものが、ある瞬間「はっ」とクリアに見えた。これまで何度もお二人の作品を拝見しているが、これは初めての経験だった。
それだけこの作品が良かったということだと思う。劇中の台詞にもあったけど、お二人の追及されているもの、それは・・・
「アホとは何か」ということだ!

教え子に恋してしまったために、一人だけ贔屓しまくり、果ては教え子の夢を潰すためにめちゃくちゃな授業を展開する西中島のセクキャバに通う先生。マサチューセッツ工科大学に留学し、セクシー美女に骨抜きされて人生を棒に振った挙句、モテ光線を発する宇宙人の侵略と戦う学生。
まさに、つまり「アホとは何か」ということを彼らは世界に発信したいのだと思う。

かのうとおっさんの公演に行った時に、もし仮に学びというものがあるのなら、それはアホとは何かである。
ちなみに「馬鹿」を追求しているのではない。「アホ」と「馬鹿」は似ているけれど、違う。
「アホ」は西、「馬鹿」は東という、東京関西の区分だけではなく、中島らもも言っていた「アホ」には「馬鹿」にない、暖かいものがある。馬鹿には「知的さ」や「あっけらかん」があるが、「アホ」は対象に向かって一途な愚行があるのだ。

ちなみに断っておくと、かのうとおっさんのお二人は、私から見るとアホの要素はない。二人はとある高名な外大を卒業し、英語が流暢で、礼儀正しく、気が利いている。言葉遣いも丁寧で、思いやりがあり、場に相応しいマナーを心得ている。有北さんにゲストに来ていただいた時は、彼が形状記憶のように寸分の乱れなく衣類を畳むので、びっくりしたぐらいだ。

私の結論では、お二人はむしろアホであることについて憧れと敬意を持って研究しているのだ。アホになりたいと夢見て、アホとは何か、その道をひたすら突き進んで、それを発表しているのだと思う。

なんだか熱く語ってしまった。私も自分の作品でアホであることを一つのモチーフにしているところがあるが、もう自分が恥ずかしくなった。私はかのうとおっさんほどの希求心と情熱を持っていない。もうこの件では完敗だし、とにかくアホに関して二人の研ぎ澄まされた感性はすごい。私はもう全く別のジャンルで戦おうと帰る道すがら心に決めた。私は舞台を見ながら、アホとは何か・・・何なのか・・・そのことに、黙し、心を打たれてしまったのだ。


かのうとおっさんについて、何か知りたかったらここをクリック。何も分からないと思う。
http://blog.livedoor.jp/kanoutoossan/



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この記事へのコメント

『アホ』についてここまで熱く語れるだけでも良い意味で『アホ』だと思います。

みうら♪も観に行きました。とても面白かったです。

  • 05/09/2012
  • みうら♪ ♦-
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Re: タイトルなし

ありがとうございます・・・口下手な私ですが、アホについてはあともう少し引き出しがありそうです。

  • 06/09/2012
  • shisyw ♦-
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