刺繍草紙

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なんなのさ・・・

『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』
これはポール・ゴージャンの最も有名な絵画の長ったらしいタイトルである。
タヒチで生きる人々が、寝そべったり、果物を採取したり、食べたりしている姿がなぜか胸に迫る。

ところでこの絵ほどに深く迫るものではなく、漠然と
私はどこから来て、なにもので、どこへ行くのか・・・と考える。

道を歩いていると、突然万札を鼻先にぶら下げられて、「お願いだから見せて」と見知らぬ兄さんに懇願され、丁重にお断り申し上げた後、古本屋に入り、「中島らも」と「石田衣良」とスーザンソンタグが特集された90年代の「ニューヨーク雑誌」を手に入れ、それを帰って交互に読みふけり、下町の汚ない店でおばちゃんが焼くうまい焼きソバと、上品なミニマル音楽が流れている店で白い皿に申し訳程度にのったカルパッチョと、木皿に乗った固く味のしないコッペパンを、交互に食べてるような・・どうも自分が間違っているに違いない、一体どうしたいのか分からない、こんな時には・・・
どこから来て、なにもので、どこへ行くのか

凡そナイーブとは縁遠いものかと思っていたが、最近頭痛に悩まされる上、何か得体の知れない恐怖に追い回されて、自然涙が出てくる。ドローン系音楽の聴きすぎと、ホラーを研究しているためという説もある。今日も朝から、泣きながら自転車に乗っていたのに、かのうとおっさんの公演に行って、心底突き抜けてお馬鹿な劇を見て、気持ちがすっと抜けた。混濁した面白さをありがとう、かのうさんと有北さん。なぜか知り合いがいっぱいいて、魂の抜けきったお二人に挨拶し、以前演出助手をやってもらった元気な是常さんのお顔を久々に見てから、この間ずぶぬれになりながら自転車に乗せて駅まで送ってくださった上田さんにお会いして、だいぶ気持ちが明るくなった。


『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』
黒沢美香さんのダンスってこんな表現。これほど音楽の力が強いパフォーマンスだと、もはやその組み合わせの混沌に感動するようなものだけど…。無表情以上に強い表情はない。










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