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千年の謎?

映画「源氏物語 千年の謎」を観にいきました。(ネタバレ注意)

歴史物が大好きなわたし…あ、でも「ネアンデルタール人とクロマニヨン人の終らないバトル」という映画が公開されても絶対観にいかないと思うので、やはり華やかめの平安王朝とか、大正モガ・モゴとか江戸大奥の絢爛な争いとか、江戸のお涙頂戴系心中物語などが好ましい。時の衣装、その衣装さばき、作法、台詞回し、建築、風習…そんなものが画面にうつっているだけで嬉しいのです。

「源氏物語」もそんな私の希望にこたえるべく、十二単の重ねの美しさとか、その床をわたる衣擦れの音とか(衣擦れの音は誇張気味すぎてちょっと興ざめだったが)、帝の前の宴だとか、なぜか陰陽師まで出てきた!式部が描く筆の美しい文字とか・・・うっとり。

映画としての出来はいまいちで、突っ込みどころも満載ではあったけれど・・・。特に陰陽師のあたりはこじつけとしか思えなかった…音楽も少し耳についたし、カメラ回しもドラマとあんまり大差ないような気がした。

最後に藤壺の宮が髪を下ろして仏門に入る姿を失意のうちに見つめる光の君の狩衣衣装はなぜか、ほんとになぜ、ここだけ?かなりアバンギャルドなもので、なぜか墨アートの模様!いいのか悪いのか・・こんなものがあったのか・・・単純にびっくりした!
式部と太鼓橋のようなところですれ違い、現世と物語が交錯するところは、なんだか変・・・。

私の隣の友人はとにかく私が友人を見るたびに眠っていた。その友人のさらに左隣の人も眠っていた。光の君が苦しみをこらえきれず、藤壺の宮のお里帰りを狙って右大臣家に忍び込む重要な場面で降りしきる雨の音と共にくーという不思議な音が、隣を見ると右隣の人も眠っていらした。

六条の御息所はなんと田中麗奈・・どうも気位の高い、教養のある年増の貴婦人といったどれにも当てはまっていなかった。私は田中麗奈みたいな下手うま演技が大好きで、抑揚のない読みとか表情の写らない顔立ちとかが好みで、登場人物の中で一番応援したい俳優ではあったけど、どうもここぞというところで下手が見えてしまい、ああ、これならもうワンテイクとってやってくれ!と悲しかった。
比べ、中谷美紀と東山紀之、真木よう子あたりはさすがの名演だった。東山紀之は藤原一族の権力に取り付かれた色香みたいなものを持っていたし、中谷美紀はもう一色欲しかったけどいつも複雑な内面を宿していて、真木よう子は藤壺の宮の全部を表現していてすごかった。
生田斗真は…こんなものかな・・・という物足りぬ感じだけれど、もっと光の君だから全ての女がその美しさに倒れてしまうぐらいの光線が欲しかったなぁ・・ちょっと寂しさが強調され気味だった。

ってなわけでなんだかんだぶつぶつ言いながら、すごく楽しみました。「源氏物語」好き、「あさきゆめみし」世代には是非。映画好きにはちょっと・・


そういえば、昨日はなんとも怪しい月食が見れました…。

この世をば わが世と思ぞう 望月の 欠けたることもなしと思えば

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