刺繍草紙

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心は1億光年先

妹が南米を旅行している。先日、マチュピチュの写真を送ってきたかと思ったら、今はボリビアのウユニ塩原にいるらしい。昔読んだ本で、スーザンソンタグが「1日に1度は心を遠くへ飛ばして、この世界に毎日を1ドルで暮らしている人や、電話を持ったことのない人の生活などを考えてみなさい」と言っていた。そんな風にしたいと思うけれど、目前のことが鬼の形相で迫るものだから、ふと気づくと魚眼レンズで小さな隙間を覗きながらあら捜しをしている。生活は自由ではないが、心はいくらワールドワイドでも良いというのに。とにもかくにも窮屈なものである。

かのうとおっさんの、ゲスト有北さんが「猿とドレス」を紹介してくださいました。有北さんは衣類をきちんと畳みます。小さな言葉にも必ず耳をかたむけてくれます。台詞も細かいところまで丁寧に読んでくださいます。それでいてこの面白さ…。すっかり癒しキャラです。


http://www.retoruto.com/sarudore/trailer.html

そんなわけで「猿とドレス」の稽古は山場にかかりました。これは存在不安の物語です。「どこにいて何をしているのか分からなくなる」という台詞があります。次第に失っていくワタシと獲得していくワタシの間の隙間を泳ぐことは怖いことです。

自叙伝などは、何べんでも書き直し(消しなおし)できるし、過去の体験なども、再生をかぎりなくくりかえすことができる。できないのは、次第に輪郭を失っていく「私」そのものの規定である ―黄金時代―寺山修司

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