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村上隆 「芸術起業論」

村上隆は日本における現代ポップアートの先駆者家であり、「おたく」文化、「カワイイ」文化などの日本(東京)を中心とするアンダーグラウンド文化を背景に意欲的に作品を創作している。葛飾北斎・東洲斎写楽などに影響を受けており、自ら工房を持って大人数による作品作りに取り組む、ビジネスとして芸術作品を制作するなどの取り組み方も日本の次世代アーティストに影響を与えている。
                    
               著者村上隆  
Tan Tan Bo

著者は日本の現代美術が遅れた要員として、戦後の格差是正政策が、階級と共に形成される多様な芸術をなくし、美術における均衡化を生み出してしまった事を指摘。また資金が投入され活性化される仕組みを持っていない事などもあげている。

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日本における村上隆の作品の評価には「模倣しただけにすぎない」、「芸術ではない」など厳しいものも多い。芸術をビジネスと考え自らの作品に紹介方法、展示方法を徹底的にこだわる村上氏からすればこの著作を借りて自らのスタンスの主張を文面の形で反論したのかもしれない。村上氏は著書の中で芸術家は歴史が評価すると述べているが、この時間の流れのはやい現代においては、おたく文化やかわいい文化の認識によって認識の革命を起こし、その後、追随者がでているという点において、最早、何らかの歴史的評価があるのと考えてよいのでははないかと思う。   

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著者の目から見た芸術観で一般的現代芸術論の本ではない。しかし日本の現代芸術の在り方に一石を投じる著書であり、芸術に携わる人にはおすすめできる

?My Lonsome Cowboy

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