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映画 ブラック・ダリア

ノワール小説の人気作家ジェイムズ・エルロイの『ブラック・ダリア』の映像化。実際におこった残忍な猟奇的事件「ブラック・ダリア事件」(1947)に想を得ている。前半のボクシングシーンからバイオレンスな臨場感を煽る。対決した二人の男、バッキーとリーは仲間としてロス市警でパートナーを組むことになる。ある日、ロスの一角で死体が発見される。耳元まで口を切り裂かれ、臓器や性器をくり抜かれ、胴体を切断さている。被害者の女は女優を夢見てロスに来た黒ずくめ服を纏うあばずれ女、通称「ブラック・ダリア」。バッキーとリーはこの事件を追うことになる。リーにはケイという知的で美しい妻がいるが、次第にケイに魅かれてゆくのを抑えることが出来ないバッキー。捜査線上に次々とあがってくる疑惑。豪奢なレズビアンバーで被害者ブラック・ダリアに似た女、マデリンに出会う。マデリンの怪しい美しさに欲情するバッキー。捜査線上にあがってくる残酷な欲望を掻き立てるレズビアンポルノビデオ。一方相棒のリーは釈放された凶悪犯を追う途中、螺旋階段上で何者かに殺される。彼の命を救えなかったことで自己嫌悪に陥るバッキーだが、一方でケイを求めてしまう。ところがある日、殺されたリーが犯罪に手を染めて隠蔽しようとしていたという意外な真実を知り・・・。次々と花開くグロテスクな真実。バッキーの苦悶は最高潮に達する。


思わず目を覆いたくなるグロテスクなイメージ、バイオレンスなセックスシーンが瞬間的に散りばめられており、感覚を刺激する。それよりももっとグロテスクな人間心理や醜い欲望の交錯を丁寧に抉っている。ヒッチコック・ゴダール・オーソンウェルズに影響を受けたというデ・パルマ監督の影像は古典調の豪華なセットやヒッチコックを連想させる螺旋階段・女優の正面アップ・英国風の調度品や衣装などハリウッド映画らしくない高級感があり見ごたえがある。長まわしの酔うようなカメラワークの緩急は特徴的で凝っている。シーンカットのスピードある展開にハリウッド的な技術の確かさが感じられる。ストーリーが複雑であり、それを影像ではなくナレーションですましてしましている箇所が多い。そのため交錯する事実を確認するだけで精一杯の感がある。一つ一つ暴かれて最後に物語が一つに収斂されていく感じがなく、逆に一つ一つ暴いて散らかしっぱなしで終わったのがもったいない。




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??????????????????????????????????????????????????? http://www.black-dahlia.jp/



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