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地獄の季節

ランボオ, J.N.A. Rimbaud, 小林 秀雄
地獄の季節


ヴェルレーヌがランボウの手に銃弾を二発打ち込む狂気の恋の後、ランボウは後世の詩人達のあらゆる詩作全てに影響を与えたであろう「地獄の季節」を記す。投げつけるような鋭い痛みが弾丸のように紙面に打ち込まれたそら恐ろしい散文。激情と悲惨の入り混じった文体が、一ページ読むと苦しみを耐え難くさせる。怒りと、激しい憤り、渦巻く悲愴、情念、執着、倦怠、飢餓、崩壊の一歩寸前、死ぬ間際の枯渇、跪いて幾たびの許しを請うような懺悔、悔恨、もうなにがなんだか分からない感情が渦巻いて頭痛なしには読めない。「地獄の季節」を読んでいると壁に頭を打ち付けているような感覚にすらなる。

彼はその後詩作を投げ打って、エチオピアの商人になる。太陽に焦がれ、自ら蛮族を自称し、ひたすら焼け死ぬことを願った詩人に備わったすざまじい才は彼を追いつめ、崩壊へと引っ張り、ついには詩作を捨てずには生きてゆけなかったのではないだろうか。商人としてある程度の財をなしたものの癌のために若き天才は夭折する。

日本の詩人も、とりわけ中原中也は彼の詩を翻訳し、その詩に多大な影響が見られる。

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ランボウとヴェルレーヌの恋を扱った映画がある。こちらも若き天才、レオナルド・デカプリオの演技が光る秀逸な作品。


ジェネオン エンタテインメント
太陽と月に背いて

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