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無防備都市 ロベルト・ロッセリーニ

世界中に衝撃を与えたイタリアン・ネオリアリスムの最重要作品。ローマ封鎖中フィルムを手に入れるのすら困難な状況の中でロッセリーニは食にもことかきながら、資金を調達して撮影した。フィルムの繋ぎ目にノイズがはいる、ほとんどが現地主義で一発どりを余儀なくされている・・・などはネオリアリスムのドキュメンタリー観を強め、かえって迫真的なシーン生み出すことになった。

アイ・ヴィー・シー
無防備都市

ドイツ占領統治下、ムッソリーニ失脚後のローマを舞台とする。対独レジスタンス地下抵抗運動、指揮者のマンフレディは印刷工の同士フランチェスコのアパートに匿われる。ところがゲシュタポの捜査に会い、二人はゲシュタポに連行される。フランチェスコの恋人ピーナが彼の捕らえられた護送車を追って狂ったように走りながらに撃ち殺され、もんどりうって死ぬシーンは、映画史における最大の名シーンの一つとして挙げられるだけあって、衝撃が目に焼きついて離れない。フランチェスコは愛人、マリーナの家に匿われるが、物資や麻薬に溺れるマリーナはフランチェスコを裏切り、ナチと密通する。ゲシュタポ本部でバーナーや鞭を使った激しい拷問に屈せず死ぬレジスタンス戦士、フランチェスコ。かたや隣の部屋はピアノを置いた豪華なサロン、ナチの将校達の一人が「我々がしているのはただの人殺しだ」といきどおる退廃的なシーン。フランチェスコを助けレジスタンス運動に協力した神父ドン・ピエトロの銃刑を金網越しに食い入るように見つめる子供の目。彼らは生き生きとした反抗を称えている。子供らは死んでいったものの意志を受け継ぐ明日の戦士なのだ。



当時ハリウッドで権勢を誇っていた大女優イングリット・バークマンが映画館でこの映画を見、地位も名声も捨ててロッセリーニのもとに参じた。

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