刺繍草紙

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髪結いの亭主 ルコント

ちょうど匂いと香りの中間を右往左往するような・・・

香辛料の、ツンとして、柔らかくて、臭いような、香水と体臭のまじりあったあのなんとも言えなさ

ルコントの名を日本に知らしめた一作だけれども

正直、なぜこれがブレイクしたのかは謎。どこに皆さん惹かれたのかな・・・

この微妙に大人で気だるい匂いを香気と捕らえられるの人はそんなに多くないと思うのですが。日本人の感性を見くびってはいけないのかもしれない。



映像の出だしからは、幼いとき毛糸の水着を主人公が着ていて、それゆえ下半身への感心を深めたという変なもの。続いて町の女美容師が気に入っていたという変わったセカンドエピソードに続く。全体的にかなり展開も構造も独特。


時はうつり主人公は中年になり、理想の女美容師に出会う。髪をさわってもらっている最中に『結婚してください』と呟く主人公、なぜか超美人の美容師は「感動しました」と答えてジゴロの夫婦生活がスタート。ラストは思わぬ引き締まった展開を見せるのだが、このコメディと悲劇と官能と不可思議が混ざり合う感じはなんとも言いがたい。


ルコント作品は髪結いといい「橋の上」といい「仕立て屋」といい、この方の映画はどこかおかしくて苦りきるのです。遠い電話口でジュテームの息の部分だけ聞かされたのような・・・


ちなみに音楽はナイマン、どこかアラビアンな曲調、空々しい効果として盛り上げに音楽を使わないあたりがポイントなのか。





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