刺繍草紙

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俳優陣7

「お前・・・道端でパン食うなよ・・・」
「悪い、これアタシのスタイル!」


有留由布子演じる福田氏のイメージは洗いざらしの鮮やかな緑のTシャツが空にはためくという感じだ。コントラストが鮮やかで、キリリとしている。とても素直で、回転がはやく、瞬時の判断が素早い。私のように捻れた性格で、アメーバー状に溶けていく思考回路を持つ人間は、彼女なんかに憧れてやまない。演技も鮮やかなドリブルとシュートを決めてくるイメージで、表情をくるくると動かすさまは、モンパルナスに住む女の子のようにっぱりしたコケティッシュだ。



演じる有留由布子もそんな彼女のイメージを引っ張ってきた女性である。道端でパンを食べたり、ボクシングジムに通ったり、自然保護運動に勤めたり、単独行動派であり、どこにもよりかからない媚びない凛とした女性だ。有留は刑事にヒントを与えながら事件を推理し解決していく。私はある部分、こうなりたいものだという憧れを込めて有留由布子を描いている。月食病という崩壊したい、浸食されたいという依存的な病の蔓延の中で、有留のような相反する独立心の強い女性がいることは重要だ。ものを描くときは必ず他の側面を組み入れないと、当の表現したい部分は浮かび上がらないと思うからだ。


彼女は俳優会議で「有留はカスタネットを勢いよく鳴らして舞台に色を染めるような役だと思います」と語った。なんとも子憎な表現だ。





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