刺繍草紙

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つきのないよる

「眼帯のQ」リバイバルは無事終演致しました。
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。
再演もまた良いことも、悔しいことも沢山。どんな評価や形でも、ただ創り続けるだけです。


今日、勧められて「トリコ・A・プロデュース」の『つきのないよる』を観にいきました。
脳裏に薄くじわじわと染みを作っていくようないい作品でした。

演劇的な要素は少ないものの、深さのある文学的な作品で、文学と言っても閉鎖的で内面に食い込むものというよりは、広く社会性を感じられ共感や問題意識の持てるものでした。

嘘をついて男を騙していく女のストーリーで、彼女の周囲にはびこった病巣が、その家族が住む家に「すえた臭いがする」と台詞であるように、本当に劇場に臭気を漂わせているように感じました。その粘つきや、ちょっと高めのねっとりした温度、そんな嗅覚や触覚に触ってくるリアリティーにはゾクッとしました。俳優は実力派揃いで、戯曲を最大限に引き出していたように思われ、こんな真摯で真正面からぶつかってくる作品は久々に見て、とても良かったです。

http://toriko-a.com/tsukinonaiyoru/index.html
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新たに生まれた「眼帯のQ」

いよいよ明日からスタートです。

最終リハーサルを観に行きましたが、前より複雑で毒の濃い演出がついていて
「若手俳優を集めて」といいながら、ここまでの要求を強いるのは、彼らへの期待値が相当に高いためだろうと思われる。俳優も付いていくのに大変そうだけれど、これが良い結託を見れば素晴らしい作品になるだろうと楽しみ。

前回スポットの当たっていた自らのループは解かれ、男と女を縛り上げ、それは漠然たる恐怖というより、大声をあげて逃走していくようなジェットコースターの快楽へと変わっている。新たに生まれた「眼帯のQ」。鋭い角度で円環に突き刺さるナイフは、戯曲を凌駕する「メメント・モリ」な気迫とでも現しておく。

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本番が終わり・・

三名です。

本番終わって今日になったら、「もっとこうしたら良かった」というアイデアが沸々と沸いてきて悔しい。
同じ作品で映画でも撮ってフィルムに焼き付けておきたいです。映像ならではの透明感のある繊細な演技を入れて調理したい。作品の登場人物達への郷愁が襲ってきて、果ての見えない広いフロアに置き去りにされたような今日の寂しさったら、これが南出戯曲の魅力か・・。

今週末にまた本番があるので頭を切り替えていきます。
「眼帯のQ」いらしてくださいね


「触れただけ」に出てきたタワーマンション10Fからの夜景を思い出して。

私といえば、夜景はあまり好きではないのです。欲望の眼光にも、生命体の蠢きに見えて。
ビクトリアピークからも、東京タワーからも、荘厳な夜景はやっぱり畜生達の呻きみたいで怖かった。
人類の光によるこれほどの存在証明は厚かましい。
Evernote Camera Roll 20130723 231652


大阪の小さなカナル。こぼれそうなほどに大量の光を満たしたベルベットが不安定に揺れる。
Evernote Camera Roll 20130723 231702


王者、空の喉を裂くならば、五感を喰いちぎって。

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ご来場ありがとうございました&眼帯のQ

チャルナカ「叙情的遊園地」にご来場ありがとうございました。
2013年の8月のこの暑い日は、日本の歴史にとって重要な国政選挙の日であり、私の歴史にとっても重要な日になりました。

自分の書いたものではない作品を演出する時、(それこそ本来の演出の姿だろうと思うのですが)
戯曲を読み取り、解釈するという作業が想像以上に難しく、もう草葉の陰でとうにくたばってくださっている作家なら「知らぬが仏」でまだしも、近しいピンピンしている作家作品を演出するというのはプレッシャーでした。
この夏、漱石を超えた存在の南出さんでした。

チャルナカ

主催のチャルさん、田中さん始め、オムニバス3作品を強力な俳優布陣、魅力的なスタッフで共作又は競作できたことが光栄でした。
ありがとうございます。
ま・・・自分の「触れただけ」が一番面白かったに違いない・・と思ってるんですけど。
あ・・今、画面に向かって皿ぶつけたの誰ですか!
愚昧な人間であることだけが、演劇をいつまでも腰にぶらさげている理由ではないかと思う昨今ですので、ご容赦ください。



ファンの方からいただいた大好きなものシリーズ。
「えび煎餅、黒ビール、ウナギ!」幸せすぎ
いただきもの



さて、来週は自分の書いた作品を演出していただきます。
まぁ、演出家の佐藤は私の師匠にあたる方なので、何も心配していません。
今回チャルナカで私の作品をカッコいいと思ってくださった方は、是非一段上をいく美学を持つ佐藤演出で圧倒されてください。エキピュリアン、デカダンスをネクタイ締めて歩くサラリーマンや、ヒールはいて闊歩する女の中に覗き見る一作です。

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三名刺繍の耽美な言葉と佐藤香聲の幻想的な演出を、4名の個性派パフォーマーが視覚化!
従来のセリフ劇やエンターテインメント劇とは明らかに一線を画した演劇的イマジネーションが炸裂する。

【表題】
「眼帶のQ」Xtra ver.

【台本】
三名刺繍
(劇団レトルト内閣)

【作曲・演出】
佐藤香聲
(銀幕遊學◎レプリカント)

【出演】
Q本かよ(劇団レトルト内閣)/ 片岡結衣 / 佐々木ヤス子 / クスノキ漂流

【日時】
7月26日(金)
開場・開演 20:00
  27日(土)
開場・開演 19:00
  28日(日)
開場・開演 19:00
※開場と開演は同時刻
※演出上の都合により開演10分後から20分間の入場不可

【料金】
前売:2,500円
当日:3,000円

【会場】
アートスタジオ
「藝術中心◎ナリヤ条約」
大阪市住之江区北加賀屋5-5-35

【地図】
http://canaryconvention.wordpress.com/access/

【紹介記事】





チャルナカ「叙情的遊園地」

チャルナカの「叙情的遊園地」
いよいよ迫ってきました。リハーサルも山を迎えています。

3本立て作品ですが、3作品とも異なるカラーで味わい深く魅せてくれます。

私は南出謙吾さんの「触れただけ」という作品を演出します。

「触れただけ」
【STORY】
都会のマンションの一室に二人の男と一人の女がいます。弟と、その弟のマンションに住む引きこもりの兄と、その彼女で、名前はもちろんあるのですが無記名の人物のようでもあります。

 そのマンションは五差路の交差点の上にありますが、マンションの高層階の部屋に車の行き交う喧騒は聞こえてきません。その風景とそのマンションの一室は同じ場所にあるようでいて全く交わることもなく、それでもベランダからの眼下に交わって存在しているのです。

兄と恋人は別れ話をしていて、それに振り回されながらも、弟である僕はこの時を失いたくないと死ぬほど強く感じているのです。

【CAST】

井之上チャルさん
ABCラジオでお馴染みの方も、NHKのドラマで馴染みの方も・・幅広く活躍されてます。
地に足のついた落ち着いた演技。パワフルとフラジャイルの真ん中で魅了してくれます。
演じる弟は一見しっかりしていますが、不器用で、不安定で、どことなくダメでもあります。
がっしりしたチャルさんが憂鬱で繊細な演技をする時、どことなくアル・パチーノの横顔を思い出します。

田中之尚さん
小劇場をはじめ、テレビ・映画など映像方面でも多数活躍されています。
笑顔と真剣な表情のギャップが魅力的などこか茶目っ気のある方です。
演じる兄は引きこもりで、うまく自分をコントロールできないがとても大きな魅力のある人です。
田中さんが演じる兄は倒れかけの太い幹のように、大きいようでいてとても脆く危険です。

赤松悠実さん
FMOSAKA happiness!!のDJでもお馴染みの方で、女優として映像の分野でも活躍されてます。
彫りの深い怜悧な彫刻のような相貌は、見惚れてしまうほどで「昼顔」のカトリーヌ・ドヌーブみたいです。
演じる女は兄の恋人で、自分に欠けている何かをうまく補充できない葛藤を抱えています。
ただ立って前を見ているだけで、理屈を超えた運命的な雰囲気を醸し出し、作品にファム・ファタルの色を添えます。



Date:
7/20(SAT) 13:00 16:00 19:00
7/21(SUN)11:00 14:00 17:00
Place:世界館
Ticket:¥2000(当日¥2500)
予約 http://ticket.corich.jp/apply/46031/015/



チャルナカ

不思議な世界館
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舞台美術募集

レトルト内閣では、一緒に舞台を創ってくれる美術家を募集しています。

責任を持って最後までやってくれる根性のある方限定。
経験はこだわりません。

1度コラボレーションしたいという美術家、オブジェ作家・建築を勉強されている方、
日曜大工が好きな方など方も歓迎です。

まずは一度、お気軽にお問い合わせください。

http://www.retoruto.com/index.htm

• 壁画、ウォールペイトの製作者
• 空間、環境デザイン、建築を学んでいる方
• 大型の作品を作る花道家・オブジェ作家
• 日曜大工が趣味
• 舞台芸術に携わりたい
• 暇を持て余していて金槌を振り回したい

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Faddict

ブログをずっとサボっていたので、少し過去に遡ってUPすることにした。
こんな風に過去さえも埋めていけるのだ。
記憶は蘇らせるだけでなく、捏造し、他人に刷り込んでいくことだって出来る。
記憶のフィギュアは鮮やかに消去しエディットできる。

上は余談だけれども、月末にファッションショーを手伝った。
小劇場の俳優さんがたにも手伝ってもらったのでここにお礼と共に紹介しておく。


レトルトではファッショニスタの初夏が東京に行き、暫く衣装のクリエイティビティを支えてくれていた柴藤が多忙で引退となる中、そのことが色あせた気持ちになっていたので(なぜかな、やっぱりとモードの鮮やかな瞬間性は私を惹きつけてやまないのだと思う)ショーのデザイナーであった仁平さんに「次は手伝ってよ」と懇願しているのであるけれど

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ロイヤルブルーに唇柄のテキスタイルワンピースが生意気で可愛い。

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ブラックドレス。歩くたびにパニエの入ったスカートが纏った銀糸と一緒に弾むのが可愛い

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ランジェリーのようなテイストのワンピースで表情の変わる曖昧な染色が蠱惑的

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胸元から流れていくドレープ、貞淑の中に妖艶さがある

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地面まで届くガウンに肩に乗った豪華なファー、フォークロアな雰囲気のある王者の衣装

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針金を仕込んだ彫刻的な姫ドレス、たっぷりのドレープを描くチュールが幻想的

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古代ギリシャか弥生時代かシンプルなオリエンタリズム。頭飾りには扇子が顔を覆う形に飾られていて
高貴な貴婦人の風情。

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シンプルな乳白色のドレス、スカートが構築的な衣装

無題


カーキー色のアーミーコートに花柄のプリントが覗いて挑戦的でクールキュート


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エンディングにランウェイを歩くモデル

まだ若いわずか3名のデザイナーが創ったショーとは思えない出来栄えですよね。

身長が高いということで私に駆り出された俳優の皆さん、素敵なウォーキングありがとうございました。

河上由佳さん(満月動物園)
近藤貴久さん(劇団ガバメンツ)
中嶋久美子さん












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