刺繍草紙

logs

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

浜辺のアインシュタイン

オリンピックムード一色だ。柔道、重量上げ、アーチェリー、続々とメダルを獲得している。この間、福原愛選手に似ているねと言われた・・・。どう思いますか?え?どうでもいい話をすみません。

ところでオリンピックといえば、1948年のロサンゼルス・オリンピックに記念して、壮大な公演を計画した演出家がいる。世界で最も有名な演出家の一人、ロバート・ウィルソンだ。六年の準備期間、十二時間の上演時間、十三言語、日本を含む世界6カ国のカンパニー、劇作家・ハイナ・ミュラー、音楽家フィリップ・グラス、多彩な協力者を得たこの公演は・・・資金が足りず、上演にこぎつけられなかった。そのうちの一部の幕間劇だけが、世界各国で舞台化され、ウィルソンはヨーロッパにて高い評価を得ることになる。

ロバート・ウィルソンの作品は「イメージの演劇」と呼ばれる。解釈を拒むというより、立体化された絵を体感するのだ。彼の代表作は「浜辺のアインシュタイン」。この「浜辺のアインシュタイン」は音楽家フィリップ・グラスとの作品で、この作品は演劇の歴史を変えたとまで言われる。1976年、私がまだ生まれる前の作品なのだから・・参ってしまう。

かつて来日したこともあるらしいが、本物を見たことがない。最もわけのわからない戯曲と言われる「ハムレット・マシーン」の演出を映像で観た事があるが、(相当に貴重だったと思うが・・)訳が分からず寝てしまった・・もったいない。(緩慢な動きがロバート・ウィルソン演出の特徴)

これはロバート・ウィルソンを扱ったドキュメント映画の一部。監督はウィルソンの子。



演劇の歴史を変えたと言われる「浜辺のアインシュタイン」



シェイクスピアのソネット









スポンサーサイト

山崎友梨 外部出演

前述の那賀高校、甲子園出場の夢のその後であるが・・見事破れ去った。しかし、先制で2点得点した後、強固の守備で智弁和歌山の攻撃を守り、同点に追いつかれた後も、延長14回まで粘り、最後まで諦めず,創部65年来初の和歌山大会決勝戦を戦い抜いた。悔しいが、こうなっては福田の母校、智弁和歌山に、那賀高校の夢を託して、是非とも甲子園で優勝して欲しい。

その記念すべき和歌山大会の朝、ロンドンでは夕刻。オリンピックが幕をあけた。ダニー・ボイルの開会式演出はイギリスの魅力を感じさせるものだった。イギリスの伝統的な田舎の風景から始まって、産業革命へと移り、子供病院、ファンタジーの世界、ピストルズとロックの世界へ移った。ポール・マッカートニーの演奏で会場が「Hey Jude 」を熱唱する感動場面もあった。
ファンタジーの世界で、空からメリーポピンズが降ってくるあたりは、昔好きだった、世界名作文学の世界を思い出してワクワクした。素朴で大げさでなく、暖かみのある演出でチェン・カイコーの北京オリンピックの緻密さとは対照的だった。

さて、話は変わるけれども、レトルト内閣の山崎友梨が来週、外部出演させていただく。以前、私が尾崎翠の「アップルパイの午後」を演出させていただいた、コキカルの新作公演である。5日18時の回はアフタートークにも参加させていただくことになった。アフタートークというのは、劇が終ってから劇作家の創作意図などをあれこれ聞く会である。普段全くやらないが・・・喋ることも、聞くことも基本的に苦手なのである・・・お世話になっているコキカルの頼みとあっては助力せねばならない(助力になればいいのだが・・・)
ところでこの公演には、「アップルパイの午後」でお世話になった黒木夏海さんも出演される。

「アップルパイの午後」を演出した時、尾崎翠の戯曲が、詩的で独特であったため、舞台上には椅子を二つ置いただけで、ほとんど俳優の体も動かさず、感情を殺す為にテキストも分解して、俳優の仕草(マイム)に頼って演出した。イマジネーションを最大限を引き出そうという目論見だった。その時に協力してくれたのが黒木さんだ。というわけで、黒木さんと山崎の活躍にも注目しながら週末を楽しみにしたい。

↓詳細はこちらから
シュレーディンガーの女


ところで、下の映像はソートン・ワイルダーの「わが町」の一部である。ソートン・ワイルダーは、東アジアの演劇に深いかかわりのあるアメリカの作家である。彼は日本の能、そして中国の京劇、サンスクリット演劇などアジアの演劇を研究した。劇構造にコーラスや語りを取り込み、舞台装置をあえて取り除き、欠ける美術と装置を俳優の仕草で補わせて、観客の心の中で劇が再上演される仕組みを考えた。「わが町」は舞台監督の語りで舞台がスタートして、椅子、机、梯子、それだけのシンプルな道具で表現する。演劇史上に名を残す叙事演劇完成者の一人である。

LADY LUCK

昨日、スペイン強豪チームにみごと金星を飾った、日本男子サッカーチームが今日の五輪開会式に、弾みをつけてくれた。古代から続く、4年に一度のスポーツの祭典、選手たちの頭上に、レディラックがVサインで微笑んで欲しい。

ところで明日、一つの重要な試合が行われるらしい。それは我が古里、和歌山の母校、那賀高校にまつわる野球試合だ。那賀高校というのは、このブログを読む人の誰も知らない、家が近いということで、通った地域の一高校である。

だが私は、この那賀高校で、恩師に会い、大学進学を決め、演劇の道に進むきっかけにもなった。中学時代に学校が大嫌いで、家庭にトラブルも抱えていて、友達もあまりいなかった私は、「学校は灰色だ!」という歌を作曲して歌っていたが、この那賀高校にて恩師に会った時に一変して、自分に自信を持てるようになり、性格もぐっと明るくなった(断っておくが、これでも、明るくなかった方なのだ)

ところで那賀高校はもちろんどの日本のハイスクールに漏れず、野球部が存在した。申し訳程度のチアリーダーらしきものもいたが、あまり活用される現場に出逢わないため、臨時的だった。かっこいい野球部の先輩がいたりして、マネージャーを志願する女子がいて、そのあたりもお定まりだ。

ユニフォームを一人前に揃え、田舎だけに広さが自慢のグラウンドをあたふたと駆け回ってはいた。試合成績はぱっとせず、青春ごと空振り三振みたいなやけっぱち感で、時折響くカコーンという音が、空しさと力強さの両方を讃えて、青春を飾った。全ての人生は順当に一塁に行き、二塁に行き、三塁を通ってホームベースを踏むわけじゃない。ファールを盛大に打ち上げ、打った球は綺麗にキャッチされ、走ったけれども間に合わずアウト、それが世界の成り立ちだと思ったものだった。


那賀高校野球部はもちろん創部以来、甲子園に足を踏み入れることがないばかりか、いいところまでいくこともあったのか、なかったのか、とにかく甲子園とはまるで関係がなかった。野球部員たちの青春は、カキーンという音といくつかの恋と共に、消耗されるだけだった。

ところが、今日、その母校那賀高校についに時は訪れた。初めて県大会で4強に入り、ついに甲子園の地をかけて、あの甲子常連高校、智弁和歌山と対戦するのだ。智弁和歌山というのは、甲子園常連のみならず、毎年東大生を50人は合格させるという和歌山きっての高偏差値エリート高校である。那賀高校の人間は一人残らず智弁高校を知っているが、智弁の人間のほとんどは那賀高校の名を聞いたこともない。

ちなみに智弁和歌山の出身として、うちのインテリ女優、福田恵がいる。どーしても負けたくない、福田の母校とあってはさらに負けたくない。弱犬の遠吠えと思うなよ。西宮の土を踏むのは、我が那賀高校なのだ。オリンピックもいいけど、まずは高校野球だ!創部以来、貯金してきたOB・OGたちの青春の雪辱を明日、一気に取り返してやる!









泳ぐパプリカ

炊飯器に続いて、冷蔵庫の調子が悪い。
冷凍庫からアイスクリームが溶け出し、クリームの海に泳ぐ赤や黄色の冷凍パプリカ…
冷蔵庫ではビールはぬるくなり、昨日作って寝かせていたビーフシチューが危うい。
破壊は連鎖するのか・・・まぁ、すでに頭の方は半壊、心は全壊しているから大丈夫だ。

ピーター・ブルックの映画「注目すべき人々との出会い」を数日またいで観た。
舞台の方で有名なピーター・ブルックが映画を撮ってるとは知らなかったので、偶然見つけてハッピーだった。
一筋縄ではいかない、といった映画・・・単調なようで激しく、何気ないカメラワークにみえて美しい。
暗くもあるけど、どことなく陽気だ。これはまた数年後見たい映画。
存在理由を探求するという筋書きは、ピーター・ブルックが取り組むに相応しい題材という気がする。

映画「注目すべき人々との出会い」のミステリアスなラストシーンの舞踏

最近来日公演されたピーター・ブルックの「魔笛」






ご来場ありがとうございました

週末に一宮、福田で出演したイベント、サクゴエラボラトリーが終了しました。
主催してくださいました短冊ストライプさん、出演者皆様方、お世話になりました。ありがとうございます。

わざわざ応援に駆けつけてくださいましたお客様には、入賞もならず、期待に沿えるような
結果を出せず、がっかりさせてしまったことだろうと、お詫び申し上げます。

こういった勝敗のあるイベントで、自分たちの実力不足を自省すると共に、安易な笑いや、手軽な挑戦に終始し一般化された表現を目指してしまっていたところで、すでにアーティストとしての目線を失って、負けていたのだと反省しています。

勝敗システムの如何にかかわらず、表現や芸術を高めることの難しさを感じ、応援してくださる方々や観てくださるお客様への責任を含め、改めて自分たちにとって演劇というものが何か、捉えなおす必要があるように思いました。

この結果を自分たちなりに分析し、今後の活動につなげたいと存じます。
懲りず応援、お願いします。

ちなみに、ご自身の世界観を貫き、豊かな経験とコンビネーションで見事優勝された「かのうとおっさん」おめでとうございます。

サクゴエラボラトリー

27時間テレビやってますね。
さっきテレビを確認したら、爆笑問題の太田が出ていて、タモリさんとか、さんまさんとか大御所が画面を陣取っていて、天才集結!華満開でした。

ところで華満開テレビはさておき、欝満開レトルト内閣を見たいというレアな貴方のために、情報です。
明日、イベントに出演しますので、いらしてください。

8分枠の2人芝居の勝ち抜きイベントですが、予選を突破して、明日が決勝です。
妄想が脳天をかち割って、ドバドバあふれ出して、ドーバー海峡、バタフライで渡っちゃう・・といった感じの内容です。
レトルト内閣のインテリテーナー、モンティ・パイソン福田恵と
3枚目ジョニー・デップか、崩れたトニー・レオンかと呼び声も高い、一宮辰徳の二人舞台です。
キャリアの浅い、一宮が、体とか、得たいの知れない何か、を張ってやってます。
8分を終了すると汗を鯨のように吹いています。

そんな渾身のホエールウオッティングを体感したい貴方はここをクリック↓

http://tanzaku-stripe.com/

もうすぐ五輪

ロンドン五輪までカウントダウンですね。
今年の開会式演出は「トレスポ」のダニー・ボイル監督。
どんな演出をやってくれるか、楽しみです。

ダニー・ボイルといえば「トレスポ」のクレイジー具合は半端なかったけど、その後賞をとった「スラムドック・ミリオネラ」はドラマに寄りすぎて、物足りなかったなぁ。物語としては良かったけど。
私としては多少のトリップ演出を希望。
イギリスといえば、伝統的な歴史のある保守国だけど、同時にセックス・ピストルズの反逆精神の国だし、ブリティッシュ音楽、ファッションは常に時代の先端を行っていた国だから、パンク精神効かせてやって欲しいな。
忘れてはならぬ、シェイクスピアが生きる演劇王国でもあるしね。
音楽はアンダー・ワールドらしい・・・期待値があがるなぁ。

映像はアルベービル・オリンピック開会式。演出はあのフィリップ・ドゥクフレ。
映像の魔術師デュクフレとあって、幻惑的な演出がかっこいい。
デュクフレはマイムを学び、その後カニンガムに師事するというダンスの第一線にいたから、ダンスの振り付けも個性的で面白い。
何年か前に梅田の芸術劇場にソロワークで来ていた時に、影や光を作った演出のあまりに実験がすぎて、この作品を芸術劇場でやれるのは彼の知名度ゆえだろうと、面食らいました。でもあの頃は、充分に作品を理解していなかったかもしれない。今見ると、また違うのかな。






ゑふさん

「金色夜叉オルタナティブ」でリリパットアーミーⅡさんから、粋なゲストを二人もお借りしたのですが、その際に主催のわかぎゑふさんに、ご挨拶させていただきました。

大阪は玉造の居酒屋にて、お会いしたのですが、初めておめもじして、わかぎさんってなんてステキな人なんだろう、こんなカッコいい女性になるためにどうしたらいいのかしら・・・とりあえず、即刻死んで、生まれ変わったらいけるかしら!?と感動しました。

ビールを飲みながら、演劇は古典芸能からスタニフラフスキーまで、文化はヨーロッパの中世円卓の騎士からアジアの円卓文化まで、スポーツはビリヤードの球筋から、映画のアントニオーニから、泉鏡花の台詞一節まで・・・その話題の豊かさは、夢見心地の思索クルージングをしてるよう!さらに、ゑふさんは桃みたいな肌の上に、こけし職人が最上の腕をふるって書いたような、切れた目をお持ちで、お優しいけど、妖艶でドキドキ、ああ、・・・(コトバにならぬ)。

その時、ゑふさんにただいたご本を読んで、映像作品を三作とも見ました。戦前の船場文化を描いた作品、明治維新時代の裁判を描いた作品、吉原の置屋を描いた作品、どれも丁寧に描かれていて、お衣装もステキ、忠実で、一体、どれだけ勉強されているのか・・・。ちなみに今回、ゲストに出てくださった、上田さん、谷川さんも堂に入った演技でご立派。

うーん、とりあえず、わたくしはロックかパンクかキッチュかキャンプあたりで頑張るか・・・いや、生まれ変わるか・・・

私とわかぎゑふさんが並んでいる、勝手に涙のHEPホール様の企画!ありがとう、この恩は忘れない!

わかぎゑふさんの好きなもの50


わたくしめの好きなもの50



カオス

風邪を引きました。先週半ばから寝込んでます。咳が止らずマイコプラズマ疑惑が・・・
咳き込む私に、重要な身体を持つ様々な人々が不審の目をプレゼント・・
わが祖国、せわしなけり・・ですね。(お前が気をつけろ・・・)

この一週間、イベントの台本を書くのと平行して、H・R・カオスの映像を見てました。
ずっと見てみたいと思っていて、ようやく入手して、10年も前の作品なのに、思ったとおり素晴らしくて凹みます。このほど打ちひしがれることが多いのですが、うちひしがれもせねば前へも進めぬし、かといって立ち上がる力も年を経るごと並大抵でないという感じです。

演出の大島さんが「私の表現したいのは、目に見える振り付けのフィギュア、ステップでなくて、モノの中で現れるエネルギーの方向性とか、透明のフィルムを重ねて、最後にどんなイメージが残るか、湧き上がらせるかが大切」と説明していて、まさしく共感できる言葉でした。何を表現したいか、一言で言えなければいけないという人がいますが、政治家のマニュフェストでもあるまいし、層のように絵や音や光を重ねていき、相反の中で多面体を紡ぎ上げる舞台において、そんなことはナンセンスですね。





これは関係ないけどカオスつながりで…ダヴィアーニ兄弟の中でも屈指の名作
カオス・シチリア物語
このシュールさに惚れる。

Paging Navigation

Navigations, etc.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。