刺繍草紙

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セルロイド人形と火炎瓶

いよいよ、ライブが近づいて参りました。昨日は女性メンバーのみで台詞と歌を強化。演出も加えて一つの形を作りました。ますます女性パワーが強くなる白色テロルですが、縁の下からギターとベースの男性陣もパワーアップして支えてます。

ステージには純白ソファー。不安と期待、焦燥と愛情を絡めた散文ライブで遊び心たっぷり。白色テロルは新ボーカルを迎えて、新しい『エレガンスロック』奏でます。

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白色テロル4rthLive
『セルロイド人形と火炎瓶』

PLACE:心斎橋fanj(ファンジェイ)
ADV:1680yen
DOOR:1890yen
(+FreeDrink1050yen)

Vo マルヤマトモコ
Guitar 奥野淳也
Guitar 新城アコ
Bass ムッシュ・むらいは
Synthe 三名刺繍
Dr ヤマサキエリカ
白色テロル出演は19:10から30分間の予定です。
他のバンドさんの影響により時間が多少前後する場合がございます


※※※※※※※※※※※※※※※※※

「セルロイド人形」は日本のこころ。野口雨情からとりました。

青い目をしたお人形さん
アメリカ生まれのセルロイド

私は言葉が分かりません
迷子になったらなんとしょう

・・・このなんともいえない『心もとなさ』が日本の慕情ですよね。

新しく入ってくれたボーカルは肌がほこっとしていて、目がぱっちり。ドイツやアメリカのお人形のようなので、ふっとこの歌が浮かんだわけです。

彼女にとっては、新しく加入するバンドに最初は異邦人。初回だけに浮き出る不安感や初々しさをそっとそのまま舞台に入れて、やさしい日本の嬢ちゃんと仲良く遊んでいく期待感をこめて、刹那な作品を作りました^^

「春は葬列 狂気の場面
 
 降りしきった桜の落涙
 
 世界の果てへ連れていって
 
 あなたが好きで夜が深い」(「狂った夜汽車」より)



是非聴きにきてくださいね。
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部屋

ピンタレスクというのはハロルド・ピンターの戯曲に特有の「間」を指すらしい。ピンターの戯曲にはあちこちに「間」と書かれた沈黙が訪れる。まだまだ記憶にも新しい劇作家。・ノーベル文学賞を受賞し、最近亡くなったってしまったハロルド・ピンター。彼の戯曲は不条理に分類されることが多くあり、日本でいうところの別役実に似た作風にも見えるが、正確に言うなれば彼の戯曲はいわゆる不条理演劇ではないと感じる。

彼が扱うのは心理的な恐怖、保守、そして潜在化におきるドラマ、不確定性。彼の戯曲に出てくる登場人物は表情豊でありながら、これといった説明のない人物である。彼らは具体的な行動原理に基づいて生きてはおらず、むしろこう行動するからこう考えたに違いないというような逆説的な説明?のしかたである。(ピンターは俳優に人物説明を全くしなかったという)彼らの言動はしばしば不一致で、一貫性に欠け、互いの会話もしょっちゅう綻んでいる、性格も言葉もある時にがらりと一変する。それは説明のつかないことというわけではなく、そうなのだからそうなのだといった具合だ。そうして世界は知らぬ間に変革され、密かな不安に怯え、ただ黙々絶えながら、そうなのだからそうなのだという具合になされていくのだ。

ローズは亭主のバートを会社へ見送る。アパートの見学者夫婦がやってきて、家主を探している。夫婦は家主がローズの住んでいる七号室が空部屋であると聞いたと告げる。入れ替わりに家主のキッド氏がやってきて地下にあなたに会いたがってて待っている人がいると告げる。やってきた黒人のライリーがローズの全く知らない人である。ライリーは彼女のお父さんが家に帰るように言っているということづてをする。混乱するローズ。だが、最後に感動してライリーに触れようとする。そこへバートがいきなり饒舌になって帰ってきて、ライリーを見るやいなや殺してしまう。突然目が見えないといってローズは騒ぎ出す。




ゲゲゲのゲ

これは楽しい。病み付きになりそう。
苛められっ子のマキオのもとになんとヒーロー、鬼太郎が助けにくる。

彼の登場がまたいい。

風がヒューと吹いて、霧が立つ。
カラスが三度鳴き、オケラが四度鳴く。
そしたらカランコロンと下駄の音が高らかに響いて、

それが鬼太郎登場の合図なのだ。

渡辺えり(当時 渡辺えり子)の戯曲はかつてあってほしかった、もしくは失くしてしまった風景を修復するような形で描かれている。「うしろの正面誰だ♪」で見えなかったけど、確かに後ろにいたはずの怖いような懐かしいような寂しいようなもの。

STORY
苛められているマキオのもとに鬼太郎が助けにやってくる。生徒は河童に変身してマキオを襲う。押入れにはマキオが生まれてきた時に亡くなった双子の姉がいる。ヒーロー鬼太郎の本当の姿はマキオが小さい頃に苛められているのをよく助けてくれた今は亡き時彦君だ。池袋は源二が埋えた枇杷の木の向こうへ行ってしまい、ここは魔境なのだ。失われたものたちの世界からマキオに呼びかける声なのだ。

これは何の動画か分からないけど・・・この不思議すぎる戯曲が実際どう演じられていたか知りたい。


麗しのDior

劇団の練習で如月小春の「ANOTHER」に取り組んだ。如月小春は好きな作家なので、彼女の作品を芯から理解したいという気持ちがある。

久々にセリフ中心の演劇に取り組むこともあって、前回公演も指導していただいた二宮さんに、特にボイスを軸とする演技を見てもらえるようにお願いした。うちの劇団の特に女優陣は声の密度が少なく、か細い声なのでそこを気をつけて訓練するようにと教えていただいた。セリフ劇の俳優は何より1に声、2に声なので本公演までに強化したいところだ。

私はといえばつい存在感のある肉体とか、透明度や空気感、音のリズといった応用編が気になるのでいけない。

話は変わるが、以前からファッションショーが好きだ。演出の参考にするのは映画、舞台、絵画などだけれどもひそかにファッションショーも盗む。雑誌をパラパラ見ているだけで、ワクワクしてくる。エジンバラ演劇祭よりもパリコレに行ってみたいかもしれない。生まれ変わってなりたい職業はデザイナー。人からなぜファッションショーが好きかと聞かれるが、ファッションショーはとても演劇に似ている。幻想と夢と創造の世界、そして才能が集まる世界。とりわけ演劇的な香りがするのは、ゴルチエとCD。素敵すぎるでしょう、ジョン・ガリアーノ。




劇団鹿殺し来阪公演

私の先輩劇団である「劇団鹿殺し」が久々に来阪。東京に行ったのも1年ぐらい前なので彼らに会うのが懐かしい。舞台を見るのはもっと久しぶり。大阪にいた時にはつかこうへいの作品を好んでやっていたころから欠かさず見に行ったし、見にきてくれたのだけれど、遠くなってしまってさびしいですね。彼らの舞台を説明するのは一口で言い表しがたいけど、つかさんの舞台をやっていたころから「ガッと殴ってギュッと抱きしめる」みたいなひねくれた愛情がありました。昔から夜中の0時から通しなんて当たり前、本番当日の朝から真っ青な顔してると思ったらなんと早朝練!本番前に救急車で運ばれるなんて事態もあったほど、みなの声が絶え間なく枯れているのは何故・・・飢餓に似たバイタリティー精神で小劇場を駆け抜ける彼らの作品を是非見に行ってあげてください。

<神戸公演>

神戸公演のチケット予約はこちらへ

日程:2/20(金)~2/22(日)
会場:神戸アートビレッジセンター
料金:前売3,000円/当日3,300円(全席指定席)
詳しいタイムテーブルなどは下記サイトから

<大阪公演>

大阪公演のチケット予約はこちらへ

日程:2/25(水)~3/1(日)
会場:in→dependent theatre 2nd
料金:前売3,000円/当日3,300円(全席指定席)
詳しいタイムテーブルなどは下記サイトから

http://www.shika564.com/

卒塔婆小町

三島由紀夫 「近代能楽集」より
1幕物

公演のベンチで座って拾った煙草の吸殻を数え上げる老婆。そこへ青年詩人がやってきて老婆に話しかける。老婆は99歳になるが今も自分は美しいと詩人に告げる。詩人に請われ、昔、参謀本部にいた深草少将に百夜通いをするほど恋焦がれられた話を始める老女。不思議なことに青年は次第に老女が絶世の美女「小町」に見え始める。過去とがシンクロし、深草少将は100日目の夜「世界で一番美しい」と小町に告げ死んでしまう。そうして老女と踊る青年は老女がとめるのも構わず「世界で一番美しい」と老女に告げる。そうして詩人はベンチに腰掛けて息絶える。

近代能楽集 (新潮文庫)近代能楽集 (新潮文庫)
(1968/03)
三島 由紀夫

商品詳細を見る

オーディション開催中

劇団レトルト内閣はオーディションを行っているのですが、このほど新メンバーが入りました★本当は縁のものなので、来てくれた全員に加入して欲しいのですが、やはり全く経験のないメンバーを抱えていくのは限界数があるので全員を採用できないことが残念ですね。新しいメンバーが入ると新しい風が吹きます。

公演のためのリハではない練習をやると、いつものメンバーにも新しい表情が見れてなかなか楽しいもの。俳優に追い上げられないために私も彼らの倍努力しなければと思う日々です。この間、ある演出家が「俳優が自分の想像力を超える演技をしてきた時が一番怖い、負けてなるものかと思う」と言っていました。俳優と演出と作家は常に勝負、いつも負けたくないけど、負ける恐怖にさらされながらやりたいものです。

ロープ

野田MAP

プロレスという枠組みをTVや映画と見立てて、それに世界で起きる戦争を映し出す。観客と実際の舞台の間におこる距離感、仕立て役者になっている観客、魂のあり方などを軸に問題が映し出される。他にも日本人の大きなものに流されていく姿、アジアという枠組みや、フィリピン人問題、移民問題、挙句日本人のキャラクター好きにまで批判の目(滑稽の目?)が向けられている。最後はソンミ村虐殺事件(を連想させるもの)へと焦点が集約されていく。主人公のノブナガは理由ある暴力でヒーローに祭り上げられ、されにそれを過激に演出するマスコミに踊らされ、当事者も訳がわからないままエスカレートし、黒幕のユダヤ陣によりさらに過激に発展する。マスクをかぶり人物の名前が分からなくなれば人は安心して人を殺す。殺されないために殺すという理屈。野田秀樹は演劇というサイドから世界に果たすべき責任について行動できる数少ない演劇人だ。

21世紀を憂える戯曲集21世紀を憂える戯曲集
(2007/11)
野田 秀樹

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オイル

野田MAP 第9回公演

「石油を愛すと書いて自由と読んでいます」

 敗戦、日米関係、原発問題、イラク戦争、イスラム問題、石油問題、テロリズム、復讐、民族意識・・・際限ない問題意識できわどいところまで切っていく訴えの強い作品。舞台を島根にして、出雲神話を「国盗り者語り」と読み解き、現代の問題をはめ込んでいく構造。野田秀樹お得意の言葉遊びもふんだんに使用され、作り手側の意図しないところまでを観客の想像力が膨らみ、また観客の理解できないところまで作り手側の意図が広がっているように感じられる。野田秀樹の戯曲はその意味で戯曲として最高の形だと思う。





家・・・世の果ての あるいは≪少女と犬≫型都市を記述する試み

如月小春


序章 暗い倉庫で少女に会う男、すきっ腹に食べ物を入れると声がする。「このまんまじゃあ、まるで駄目だ!」、そして「スーパー不夜城」の風景が浮かび上がる。五郎と百合子が愛を交わしている。

1章 
ありきたりの少女、はな子と愛犬ブラッキーがスーパー不夜城へ買い物へ出かける。そこへ小売店アンドロイドの猫河原、犬屋敷、猿ヶ島がやってきて自らの店の肉を購入するよう迫る。押し問答の中に突然ママがあわられせんべいをすすめながら会話に加わる。ふぃに場面は暗い倉庫に戻り少女と猫河原。猫河原はまた寝入ってしまい夢で宴会をしている。五郎と猫河原の妻百合子が愛を交わすアパート。そこへちり紙交換がやってきて亭主とトイレットペーパーを交換するように勧める。猫河原が帰ってきて五郎と鉢合わせる。五郎は「百合子と五郎の情事を垣間見ながら塚の間の平凡がやぶられる苦痛を楽しんだのだのだ」と猫河原を責める。百合子はそれを聞いて憤り、五郎と家を出る。
遠くでスーパー不夜城の店員が怒るための薬「怒リンゴ」を売っている。「家の果の」という文句ではじまる「原始的な生活」の広告が読み上げられる。

小景 
はな子を探してあちこち電話をかけるママ、全ての電話はスーパー不夜城に繋がる。

第二章
はな子とブラッキー、猿が島、犬屋敷、猫河原一同が「最果ての家を探している。途中にブラッキーがハグレ、なぜか猿が島と犬屋敷が何者かに吊るされる。五郎と百合子は「最果ての家」で暮らしている。百合子は都会と比べあまりの静かなこの家にノイローゼになってくる。衰弱する百合子に吾郎は一変、スーパー不夜城の店員となりそして忠実な他人(アンドロイド)になる。リアリティ溢れる現代の悲劇を演じる百合子を近所の人々が観察している。そこへ猫河原が百合子を連れ戻しに来る。

終章
倉庫で夢から覚める猫河原。近所の人がはけていく。そこへ吾郎がやってきて少女を食肉にしようとやってくる、倉庫は巨大な冷凍庫になり冷気が立ち込める。凍ってしまった少女や百合子、犬が島、ブランキーら。猫河原は客席に向って朗々と話しかける。この大きなふしあなをもってしてもやりすごすことの出来ない変色について、お前を守るためにお前の肉を一口欲しいのだと。シアワセなろう・・・と少女と猫河原。

少女はギクシャクと起き上がり話す。
少女 「ソレハ ユルギナキ 全体、絶対的ナ広ガリヲ持チ 把握ヲ許サズ・・・息ヅキ 疲レ 蹴落シ。
・・・・・・・・・・・・・・・・」

坂本龍一と如月小春のコラボ楽曲



ライブのお知らせ

2009/3/1
白色テロル4rthLive
『セルロイド人形と火炎瓶』

PLACE:心斎橋fanj(ファンジェイ)
ADV:1680yen
DOOR:1890yen
(+FreeDrink1050yen)

Vo マルヤマトモコ
Guitar 奥野淳也
Guitar 新城アコ
Bass ムッシュ・むらいは
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Dr ヤマサキエリカ
白色テロル出演は19:10から30分間の予定です。
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心斎橋fanj ACCESS↓
●堺筋線長堀橋駅7番出口
●鶴見緑地線長堀駅5A出口
●御堂筋線心斎橋駅5.6番出口 クリスタ長堀3南出口
■大阪市東心斎橋1-7-3( 06-6120-6800 )

盲人書簡

目をつむれば見える、暗闇の中でマッチを擦り見えることによって、見えない部分が出来る。観客に「闇を与える」ことが出来る。寺山戯曲の中でも最も寺山の世界観を映し出した名作のひとつ。

「もっと見るために闇を!」

25場構成
1 観客が観光客に変わる
2 群集の中に寄声が沸いて暗闇が訪れる
3 鋸の音、闇から火花が散る
4 苦力らがマッチをすってお互いを見ながら会話
5 身元引受人の明智と盲目の小林
6 暗闇で自家発電囚の男がペダルをこぐ、そのあかりで娼婦が金を数える
7 影を踏まれまくる女の子の話
8 鏡配達人と暗闇で暮らす黒蜥蜴
10 身元引受人の明智と盲目の小林少年とその母
11 闇の中で苦力が指令を伝える
12 眼をつむりながら長いロープで綾取りする手品師他
13 闇でマッチをすりながら話す、妹と姉
14 失われた影を探す女の子
15 盲目を演じる小林少年
16 自家発電の明かりの中で盲目のフリをする小林少年の話がなされる
17 小林少年を諫める母 黒蜥蜴の眼帯から蝶が溢れる
18 暗闇でサーカスのジンタが轟く
19 影を売る店に影を失った女の子が来る
20 娼婦の館に行く家庭教師と白痴の子
21 逆さの汽車に乗って時間を逆流する小林少年
22 暗闇の中、マッチが配られる
23 黒蜥蜴の手によりマッチが厳粛にすられる
24 小林少年が目をあけるとそこは真っ暗
25 劇のエピローグが語られる

寺山修司幻想劇集 (平凡社ライブラリー)寺山修司幻想劇集 (平凡社ライブラリー)
(2005/09)
寺山 修司

商品詳細を見る



地球空洞説

寺山修司 

見世物小屋が建てられたものの、劇は外で見る野外劇。公衆便所や公園などを使用し、街を巻き込んで偶発的に演劇が繰り広げられる。筋立ては街から一人の所在不明男が勃発するというものを軸に、サブに空気女と亭主の話や、他人を演じる歌右衛門、アリス友の会の女子高生などが配置される。日々の平穏な生活にある代物を転覆させようという試み。

10場構成
1場 空気女と腹話術師の亭主、「ふしぎの国のアリス」友の会の女子高生などが登場
2場 ある日、男が銭湯から帰ると自分の部屋が亡くなっていたという話を大喉にする
3場 公衆便所の金田一といやになった人生をお芝居として演じる俳優歌右衛門
4場 空気女と腹話術師、目隠し鬼をしている歌右衛門、目隠し中に大人になる
5場 女学生と家庭教師にばけた歌右衛門
6場 暦売りの話と贋の母と妹が銭湯帰りの男をつかまえる話
7場 空洞学者が穴をほっている。女学生は暦を撒き散らす
8場 金田一が逆説論をとなえはじめる
9場 腹話術師と空気女の話、サキが銭湯帰りの男を夢見る
10場 そして何もかも変わらない街から一つの部屋が消える

地球空洞説 (1975年)


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Navigations, etc.

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