刺繍草紙

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料理人

憧れの劇作家の一人、「岸田理生」。
壊れているけれども可愛くて、口笛的なおんな詩人で、乳房のある小鬼が書く戯曲。

「幸福なんて、世の中が変わってから、文字通り血を吸い尽くされた言葉じゃないの。食えなくなってからってもの、言葉の世界を襲撃した意味論的大量出血のために貧困状態におちいった言葉だわ」

プロローグ
あいうえお順に食べ物の順を叫ぶ「あんぱん」「いちご」「梅干」
1場 人か猫かはたまた象を××したのか・・でももめる3人
2場 俳句と書物の詞にあわせて食を堪能する
3場 犬になった男と鎖を握る女の食えないゲーム
4場 男が見えない食べ物を暴食、裸の女たちが「食べて」と言いながら揺れる
5場 たことでんでん虫を飼っている男2人の話
6場 最高級料理の説明を聞きながら奥様と女中ごっこに興じる
7場 赤ちゃんの産み方、食べ方
8場 象のに食われる悪夢にとりつかれた女
9場 カレーの平凡幸福と最後の晩餐・・・最後に添加物や生成物質が読み上げられる

糸地獄―岸田理生戯曲集〈2〉糸地獄―岸田理生戯曲集〈2〉
(2004/07)
岸田 理生

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イエ丸に乗って、さらば故国よ

設定が面白い。コミュニティの立ち上がりや行動理念や、その恐怖や成り立ち構造について上手く突いて、かつ人間味がある。カタカナで書かれたチョウナンやチチなどの登場人物がすでに設定を説明している。社会派戯曲。

黒川 欣映著 「現代演劇」英潮社より

4場仕立て

1場 
イエ丸号にのって新天地ヤフー島を目指し出奔する。郷愁に駆られ一目故国を見ようとするジナンをチョウナンがおさえる。りんどう家ではハハがチチの酔っ払いを嘆いている。
2場 
イエイズムに理念に基づき作られた他人同士の家族は、破綻が見える。チチとチョウナンはチョウジョの子供の父親ではないかという疑惑がわきあがる。
3場
コロニーを作り上げた立派なチチだったが、リンドウ家ではチチを追い出す手続き(葬式)をあげる。故国に帰りたいというチチを調整委員会が連れ去る。
4場
「ヤフー島」が見つからない。イエイズム青年行動隊として島に交渉にいったジナンは殺されてしまう。皆はヤフー島を探し続ける決意を新たにする。

カリギュラ

これを読んだ瞬間、舞台で求めているものがここにあったことに気付いた。不条理に対する拮抗の恐怖、孤独、渇望。分かりにくい部分もあるが、理解できる一文、一感が強烈に痺れる。

「不可能、俺はそれを世界の涯まで探しにいった。おれ自身の涯まで」

舞台は4幕仕立て、1幕から2幕の間に3年の経過。
1幕 カリギュラが失踪し、前とは打って違った姿で発見される
2幕 暴政がはじまる。詩人に軽蔑こそ自分の拠り所だと語るカリギュラ
3幕 貴族達に反抗の芽が出る。不条理の条理による論争がある。
4幕 神にとって変わるカリギュラ、セゾニアの愛、シピオンンの理解、しかし欲するものは手に入らないカリギュラの終焉。

アルベール・カミュ (1) カリギュラ (ハヤカワ演劇文庫 18)アルベール・カミュ (1) カリギュラ (ハヤカワ演劇文庫 18)
(2008/09/25)
アルベール・カミュ

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ブログ引越し

トラブル発生の為、ブログを引っ越しました。

「logbook」終了

「logbook」終わりました。logbookといえば航海帳・・・


劇中に「人間の作る一番小さな海が涙です」という寺山のくだりが出てきたけれど、海といえば本当に寄る辺なく、たださすらう波の間に

「青」「蒼」「藍」。


それに逆らう術もなく、記述するだけの、皺の数、それが人の顔に現れるlogbook。

理由もなく涙を誘うような舞台だった。


劇中で修司最晩年の歌が読まれています


「子供の頃、ぼくは

汽車の口真似が上手かった

ぼくは

世界の涯が

自分自身の夢のなかにしかないことを

しっていたのだ」


修司も私も同じような理由から舞台をやっているということが、もしくは世界中の人が同じような理由から人生という舞台に立っているのだということが、

遠くから聞こえる汽笛の音のように熱がこもる。




「Logbook」は今週末

「Logbook」の最終リハに参加しました。

「Logbook」は寺山修司「書を捨てよ町へ出よ」の作品をベースに寺山をオマージュするコラージュ作品です。


そもそも寺山博なるものをIST零番館で上演した際に、関西の名演出家ウォーリ木下さんが演出されたものを佐藤さんが再演出したもので、今回は今はなき劇場ISTを偲んで、IST回顧展として上演されるものです。


ちなみに今、OMS戯曲賞受賞で注目の方、サリng助教授さん演出の「マリリンの月」も同時上演!


「Logbook」は生バンド演奏で、ギタリストのぷう吉さんはソロギター全国2位の脅威の腕前。正直一緒に演奏することにおびえるほど。ブルージーでロックな音楽に乗せて、歌有り、アクロバットありの奇抜演出で、かつレプリカントから栃村さんをはじめ、生え抜きのパフォーマーが出演。と盛りだくさんです・・・。


敬愛する佐藤さんの演出で、かつ敬愛する寺山修司の作品を上演する機会に恵まれることがとても幸せ。昨日はかなり追い込み稽古に皆さん必死で、とにかくカット暗転の多いデンジャラスな佐藤演出に怪我のないように転換稽古を備えていました。(私も2~3秒の完全暗転でミスって救急車を呼んだことがあります・・・。)傍から見ているとやはり佐藤さん演出の構成力の素晴らしさには敬服。俳優人も有能なメンバーが集まっているようで楽しみです。



IST回顧演劇展


日時

1/23 19:00

1/24 15:00 19:00

1/25 15:00


料金 前売り 2500円

場所 BLACK CHAMBER

http://www.namura.cc/blackchamber.html



オーディション開催中

レトルト内閣では現在新人募集のオーディションを行っています。


先日第1回目が開かれました。


最初はベテラン陣営のなまりっぷりが出て、不安になりましたが、そこはさすがに回を重ねるごとに勘を呼び覚まして、応募の新人さんを安定して支えていくような演技をしておりました。


客演のこともあり、あまり腕がなまってなかったよしもとともしよは演技に不思議な落ち着きが出ていて、藤も「安定志向」の成果で読みのリズムやノリが軽くなっていたように思います。2008年後半、身体表現に励んでいた松本の入念なストレッチから始まり、いい感じに体を折り曲げている松本に対して、私は全身をボキボキならす低落・・・・早口言葉も一人いえない・・・・やはり訓練された体と見てるだけの素人は違います。


演出の勘も鈍っていたらどうしようと不安になりましたが、そこは最近の映画・音楽三昧生活からかさほどの労もなく、しかも久々で楽しい。しかし以前に比べ冒険志向が薄くなったのではと後々反省。やはり舞台はガッツがないとだめですね。


久々に俳優の生声を聞いているとちょっとゾクっとしてやはり良いものですね。応募してくれた方々も、なかなかの難役に苦戦しながらも頑張ってくれました。思ったより新人パワーが足りなくて残念でしたが、逆に最近の新人さんは、結構器用で落ち着いていた演技をされます。


というわけでまだまだ貴人、奇人、変人の新人待っています☆


ご応募はこちらから

http://www.retoruto.com/


大阪で演劇をやりたい方に劇団員募集のお知らせ

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


新年にあたり、レトルト内閣では新年、新しくカンパニーを支えてくれるメンバーを募集します。さしあたり、次回公演に参加してみたいなと思った方はご応募ください。


こんな方、歓迎します


・太陽より月が好き。

・自分が生かされる場所がどこかにあるはず。

・何かを創るとき、無意味であってもワクワクする。

・夢が壮大で、アホなことばかり考えてしまう。

・美はすべてを許す!という哲学がある。

・仲間を愛していける。

・舞台芸術は恋人。

・大阪在住の役者バカ。

・人生これまた舞台。

・パワーが有り余って発散しなくてはいけない症候群。

・映像・美術・音楽・ダンス・演出・文学・関係者全般で舞台に興味がある

・・・・・等



レトルト内閣の先輩は舞台経験も豊かで演技や笑い、ダンス、歌など色々なジャンルに長けた方がいます。気さくで面倒見がいい人ばかり☆オーディションに受かってメンバーになってくれた方には次回公演で活躍の場を保証します。


ご応募は劇団レトルト内閣HPより

http://www.retoruto.com/




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