刺繍草紙

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グリム2008終了

ようよう終わった。解放と後悔、郷愁。

今回は驚くほどの賛否両論で、賞賛とバッシングに右頬なでられながら左頬叩かれた。

「暴動がおこるほどじゃないとしょうもないね」なんて逆に馬鹿にする人まででて、まぁ色々だ。

演劇を見てる人から、音楽を聞いている人から、絵的に鑑賞している人から、ノッテる人まで

色々な角度で色々な期待値で・・・反応が斬新すぎて

冷たい意見にも、温かい意見にも、呆然たる反応にも、苦々しい嬉しさ。


抑えられた困惑と愛情と反発を抱えて

「ヴォ、シィ、マリアンヌ」(僕もだマリアンヌ)

なんて・・・フェルディナンになって答えるか


「崖から飛び降りる姿が見えるよ」

「崖から飛び降りる男に恋する女が見える」


(ゴダールの『気狂いピエロ』より)


グリム2008を終えて

過去にもは我慢ならず、希望にも不満はあるが

人生に不服はないかもしれない


今回のグリム2008の要素としてクラブがあったが、久々にビートの浴したい衝動にかられた。

かといってもう朝まで踊ろうなんて馬鹿げた消耗行為願望には付き合えない。

というわけでjazz nu thingsに行ってきた。

ターンテーブルでブルーノート、クラブミュージックとしてのジャズ。ノリも渋ければスイングも渋い。

今日は4周年記念のパーティーでオーナーの阿木さんがうろうろしていた。

本棚の「ロック・エンド」は元気がないとき、パラパラとめくるのだ。

関西で最も会いたかった有名人を近くで見て思わず緊張してしまう。

感激・・・また一つ、思い残すことはない。

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ご来場ありがとうございました

多くのお客様にご来場いただきまして、ありがとうございました。
アンケートで貴重なご意見や、励ましなどご協力いただきましてありがとうございました。


応援、お手伝いいただきました方々にもこの場を借りて御礼申し上げます。
また、ご意見、ご感想などございましたら、劇団の方にお寄せくださいませ。




★★★★★★劇団レトルト内閣第14回公演【グリム2008】★★★★★★
●2008年8月21日~24日 芸術創造館マンスリーシアター(大阪市主催)
●本日特設サイトにてチケット予約受付開始
●グリム2008特設サイト公開中
http://www.retoruto.com/grimm2008/
●劇団レトルト内閣オフィシャルサイト
http://www.retoruto.com/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【本能を呼び覚ます、08版グリム童話】
耽美でありながらロックな世界観で人気急上昇中の劇団レトルト内閣。2008年の最新作は、背筋も冷たくなる怪談童話、もしくは踊りたくなるトランス舞台を芸術創造館に登場させる。
今作の題材はグリム童話より「赤ずきん」と「白雪姫」。この愛らしい物語がクラブサウンドビートを注入され、人間の本能を呼び覚ます作品へと変化する。高い音楽性に加え、全楽曲生演奏のビートに心躍らせて、演劇の 新しい可能性「ライブ演劇」を肌で感じてみませんか?

~グリム童話~
聖書に次ぐ世界的ベストセラー、グリム童話には人間の本能的な世界が渦巻いている。
殺人(murder)、死体切断(cutting-body)、人食い(cannibalism)、復讐(vengeance)、・・・
グロテスクな内容にも関わらず、我々はグリム童話を読み、さほどの残酷性を感じることはない。なぜならそれは我々人間にとっての宿命であり、人智であり、他を食しながら生きる動物の通過する自然の摂理だからである


~クラブパーティ~
では現代においてグリム童話的混沌世界、つまり人間の本能的な行動はどこに現れているのだろう?その謎を解くために、劇団レトルト内閣は2008年版グリム童話をクラブ・パーティーとして提示することにした。喜怒哀楽を失っていく現代社会の中で、我々はクラブ・パーティーのビートに心臓音を発見し、感覚を呼び覚まし、再び本能を呼び覚ますことができるかもしれない。

~新感覚ライブ演劇~
全楽曲をロックバンドの生演奏で構成。
ドラム、ベース、キーボード、バイオリン、フルート、ボーカルが奏でるクラブサウンドビートに乗せて、赤頭巾が踊り、狼が吠え、白雪姫が歌う。俳優が物語を奏で、ダンサーがビートを刻む。
「新感覚ライブ演劇」、それは劇団レトルト内閣が提唱する、芝居・ダンス・音楽が渾然一体となった新しい演劇のカタチ。

■日時
2008年8月21日~24日
21(木)19:30
22(金)19:30
23(土)15:00/19:00
24(日)13:00/16:00
開場は開演の30分前

■料金
前売り2300円 当日2800円 日時指定・全席自由

■チケット取り扱い
・チケットぴあ(ファミリーマート/サークルK・サンクスでも購入可)
0570-02-9999(Pコード:386-932) 0570-02-9988(オペレーター対応)

・劇団ホームページ予約(チケットはご来場当日受付にてご用意いたします)
http://www.retoruto.com/grimm2008/

・劇団E-MAIL予約(チケットはご来場当日受付にてご用意いたします)
お名前・メールアドレス・ご来場日時・枚数をmail@retoruto.comまでお送り下さい。

・芸術創造館1階受付にて販売

・電話予約(チケットはご来場当日受付にてご用意いたします)
090-8466-5400(劇団)
06-6955-1066(芸術創造館)

■会場
大阪市立芸術創造館
http://www.artcomplex.net/art-space/

■脚本/演出/音楽
三名刺繍

■出演
松本茜 藤京子 睡蓮 よしもとともしよ こみたお 川内信弥
二ノ宮修生(グループ・イカロス) 那伽けん 山本和也(劇団必志組) 福田恵(Giant Grammy) 小谷麻優子 鈴坂昌子(XO-T) 三島優子(XO-T) 高橋洋介 小早川礼奈

■バンド演奏/白色テロル【ムッシュ・むらいは ヤマサキエリカ 三名刺繍】

■コーラス/川崎真利

■スタッフ
照明/奥野淳也 音響/Motoki Shinomy 舞台監督/奥田宏人 メイク/澤井由江
映像/萱野博司 舞台撮影/エジマタケシ 受付/安田小梨江 美術監督/川内信弥

主催/大阪市
協賛/大阪商工会議所「大阪ナイトカルチャー」事業
企画製作/劇団レトルト内閣

CD完成



白井剛史の「樹ぴター」という本を買おうか悩んでいた・・・そんなところ、上の写真のデザイン!

これは今回、パフォーマー参加してくれている昌子姫がデザインしてくれたものだ。


とっても素敵

グリムの白井剛史?

21世紀のビアズリー!?



魔女に模した樹海から伸びる誘惑の手に、枯渇を思わす掌になぞらえた熱帯夜の樹

アダムとイブのアップルを匂わして、ここは天空か地の底か、楽園かはたまた地獄か

細い二日月様は籠にとらえられて囀り歌うてふてふ、一匹

赤いリンゴがSUN、籠の中のMOON

狂おしいのは必定で、絶叫刹那が伸びていく


ちなみに普段クラブで踊っている昌子姫のパフォーマンス・・・

右目にイブのリンゴを覗かせて

左薬指でそっと爆弾摘んで

うなじに流れ星が流れる

アルファー派を逆なでするようなぞわっと・・・

黒板に爪をこすりつけて

やばい人生ブランコのギーって音を聞くような、そんなトランス。

姫の醸し出すグリム2008のヤバイ世界を体験しに来て。


そして敏腕デザイン部門、高橋、川内の共作で、素敵なCD「グリム2008」を是非購入!!








「月」

横須賀功光「月」という作品がある。

山口小夜子さんを撮ったものだ。

小夜子さんが亡くなって、もう一年もたつのだ・・。

あのショックが一年も前のものととうてい思いがたい。

敬愛の正剛先生もこのときばかりはブログなどでうろたえた姿を拝見した。


全然、関係ないが今回のグリム「2008」の赤頭巾役、藤京子は今、小夜子さんみたいなおかっぱ頭にしている。

私が小夜子さんの死に触発された「月」の影響を受けながら

赤頭巾のシーンを作ったのを察知したのだろうか・・・・長い付き合いだけあって思わぬ勘が恐ろしい。


長い間、混沌としていた赤頭巾のシーンにようよう光明見え始めた。

丁寧な演技指導をしてくださった二宮氏のお蔭だ。

私が意図しない意図まで指摘して、演技指導してくださる。

ダンサーの身体や、歌唱指導の先生の言葉がヒントになり、最終キーワードを導けた形だ。


完成度をアップしはじめた「グリム2008」

チケットもそろそろ売り切れが出始めました。

ご予約はおはやめに。




ボッチョーニ

数年前から速度美学に憑かれている。

マリネッティの宣言を読んで、かっこよさ骨髄である。彼らがファシズムに走ることなくば、今頃美術はもっと違っていたに違いない。


白雪姫役の茜嬢に「煙と轟音を上げて走りこむ列車のように」通り過ぎて・・・と注文をつけてみる。意地悪なことだが、俳優がどんな風に挑戦してくるのだろうとワクワクする駄目だしを、最近はいいと思えるようになった。以前は「答えを提示すること」が重要なのだと思っていたが・・。俳優に優れた人が集まりはじめると、役割分業で彼らに任した方がずっとよい感性の演技が出たりする。


といってやっぱり何かが違う・・・あぁ、目指すはU・ボッチョーニの域かもしれない

ボッチョーニのようにといったら、どうしてくれるだろう?



今様花伝書

うちの看板俳優、吉本ともしよとDM作業。

事務作業苦手同士でなかなか進まない・・・。


今回の「グリム2008」、吉本ファンにはたまらない作品のはず


彼の演じる青年は

微妙なひねくれ具合をしていて、鬱屈と発奮とに触発されるチープな精神を持っている

日本通販で買った包丁を持って、クラブのトイレに押し入り、女の子を強姦しようとするが・・・。

でも女の子に逆に振り回されて狼狽、しどろもどろになる。


毎日からおこる重圧、解消できないやるせなさ。

不器用な痛みを持て余して、重さを回避しようとなんとなく包丁を握る・・

ああ・・・軽い!


・・・・複雑な演技を彼なりの解釈で深めている


今回、花娘という不思議な生き物が花を活けるシーンがある

花に関してある雑誌に


利休以来、野花も活ければ「神の肖像」として見守られる


花の貴賎を問わないのは日本人くらいである(川瀬敏郎)


という記述があった。ありふれた野花に神を見るというのではないが

ありきたりの些細な精神的事件に愛情を注ぎ同じ視線を注ぐことが出来るのは

優れた俳優ゆえんだったりもするのだろうか




智恵子抄


狂った智恵子は口をきかない


ただ尾長や千鳥と相圖する


防風林の丘つづき


いちめんの松の花粉は黄いろく流れ


五月晴れの九十九里の濱はけむる


智恵子の浴衣に松がかくれ又あらわれ


白い砂には松露がある


わたしは松露をひろいながら


ゆっくり智恵子のあとをおふ


尾長や千鳥が智恵子の友だち


もう人間であることをやめた智恵子に


恐ろしくきれいな朝の天空は絶好の遊歩場


智恵子飛ぶ

「    」・・・

「汝、不可解愛せよ。

美は全てを説明するだろう。

美は不可解を内包し、謎こそ全てを解説できる唯一のものである。」


科学において全てを解決する理論がないという理論だけが証明されているように。


超ひも理論じゃ世界は10次元だという


私は随分、長く殺されすぎた。

随分長く殺しすぎた

不可解なる苦痛よ、ばんざい

世界よ、死ねばいい


美よ、フォビアよ・・・・

刺青打って、傷口よ。正しく開け。教本通りだよ。

新しく作ろうとする奴らよ・・・目を見開いてみていてやる。その残虐さを見ていてやる


ふいと思い出すのは

君の吸い込むかげろう

マイルド・セブン・アクア

空色の小さな箱

害のある小さな箱

ブルーの詰まった箱

火を灯せば

倦怠くゆり

齧られ 

ちぎられ

小さくなって

硝子に擦れて

消える


5月2日

新御堂を越えて北へゆく君、何処・・ 零度の冷たさが温かさだったほどに・・・苦しみよ。記憶のデリート



今、触感が死ぬ。太陽の落ちる音すら聞くことが出来るだろう。

そんな風におどけたいのに


もうきっと救われない。クッキーの中身みたいに罰を受ける瞬間がこれからは長く続くのだ。私の首をやんわり絞めている奴らよ。かつ偽善者ぶるなんて、今に報いがくるといい。殺したい人間は3人もいる。


痺れて、書くことすら出来なくなった



 







二宮氏の稽古

ショー形式の舞台の中、何か足りないと思うものが「演劇」であるとことは薄々察知していたものの、どうしたらいいのか分からない。テーマを話し合ったり、感情や感覚の話をしてみてもよくならない・・・

形はいいはずなのに何かがない・・・「心」のない「振り」みたいになってしまっているとつくづく落ち込んでいた・・・


どうやっても「歌」はただのメロディー、ダンスはただの「振り」、台詞は「棒読み」・・・誤魔化すためのテンション・・・、学芸会のようなキャラクター達・・・分かり易くするためにごまかしの解説・・・


仕方ないので、メンバーと話し合う。一目で分かり易い演技をいれ、分かり易い演出を入れることで分かりにくさのみ回避している自分の演出手法にもうんざりしていた・・・意味は分かり易くなるが、魅力が消える


「ポーズ」に陥ってしまっていた状況を打破すべく、「演劇」である部分に立ち返ってやりたくてメインキャスト3名を呼び出して、かつ大御所の二宮氏に指導していただいた。・・・目から鱗。ごく基本的な演技指導に立ち返って、丁寧に見てくれた。


癖を直し、間を重んじ、声の出し方を安定させ、呼吸を入れる。そんなことでずっと存在感に深みが出てきた。


「本来、台詞は抑揚をつけてうねって読むと抑揚が逆になくなって聞こえる」

「台詞は太く重く、一直線に出す」

「感情は息継ぎをするところでしか出せいないもの」

「キャラクターを作るためでも声のトーンはその俳優が一番綺麗に聞こえるトーンで出す」

「哀しい感情を笑いながら見せるような時は、手順を踏んで練習し、それを抑える練習をしないと入らない」


その基本を二宮氏は長年にわたって紆余曲折して導きだす力を養ったのだろう。だから実感があるし、鋭い直感もある。ちょろっと舞台をかじっただけの若造には分からないことを教えてくれる。聞いてしまうとなんでもないのだけれど、そのなんでもなさに気付かない。俳優も努力しているのだけれど、我流で習得している演技が多いために、基本の駄目さや癖に気付かない。一言の台詞に長い時間をかけて助言してくれる。


「少女の持つ魅力・・というより世界がキラキラしているという感じが出て欲しいよね」(赤頭巾役 藤に)


「目の前にでっかい鏡があると思ってさ、それから目で呼吸するの」(白雪姫役 松本に)


「すごく悲痛な身体を作って、それからそれを隠そうと笑ってみて」(娘役 睡蓮に)


演じることの魅力は奥が深い。新しいことについ目を向けがちな自分だけれども、こうやって力を貸して助言してくれるベテランが傍にいてくれるのは感謝にたえない。うちの女優陣は努力家なのでアドバイスをもらって、早速猛練習、次々と吸収していく。


二宮さんとやりたい舞台はいっぱいある。「金色夜叉」・・・、「ベニスに死す」、「セロ弾きのゴーシュ」、「ロリータ」、「ゴドーを待ちながら」「女中たち」・・・だいたいにおいてダイエットしてくれるとやれるんだけどなぁ(笑)そんんな二宮氏自体も、なれない手法には苦戦気味だ。



もう一度通しのビデオを見てみた。相変らず目をそらしてしまいたくなるシーンも多い・・辛いので挫折しつつ見る。二宮氏に見てもらいながら、一つの台詞を言うためにも莫大な時間がかかるのが分かる。簡単なものに頼りすぎてしまったことが恥ずかしくなかった。意味を通じさせるためだけの直接的な学芸会演出はもうしないでおこう。


私なりに良いものの定義がある。「香ってくる」もの、「秘められた」もの・・・「滲み出てくるもの」「本来から美しい」もの、今回は自分なりによい作品になるという確信がある。二宮氏の助言借りつつ、そんな領域に達するまで猛練習する。


Paging Navigation

Navigations, etc.

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