刺繍草紙

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サイモン&ガーファンクル

ニュージャージーのニューヨーク生まれ、ユダヤ人地区で幼馴染であった彼ら。深みがあり文学性と詩性の溢れる歌詞、アコースティックギターと歌声の美しいハーモニー、全世界に多大な影響を与えたアーティストだ。音楽性の違いから1970年に解散を見るものの、再び11年後に再結成。セントラル・パークに53万人を集めるフリーコンサートを行った。ポール・サイモンは史上最多13のグラミー賞を受け、フォーク、レゲエ、アフリカン、民族、テクノなどあらゆるジャンルに果敢に挑戦し、現在でもトップを走るアーティストである。

中学時代の「I am a Rock」が大好きでその歌をもとに小さな戯曲を作った。サイモンとガーファンクル、ばんざい。

Simon & Garfunkel
Sounds of Silence

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エスター・カーン めざめの時

 現在最も注目されている仏監督の一人であるアルノー・デュプレシャン。トリフォーをはじめとするヌーヴェルヴァーグの監督らの血を受け継いだ繊細な恋愛映画を作る。トリフォー再来と呼ばれることもあるデュプレシャンだが、見たところ心象表現を過ぎ行く風景のように描く監督ではなく、もっと人間の心の裡を深く描きだす監督という印象だ。むしろ、そういった意味では古典的で、また作品にはアメリカ、イギリス、北欧映画の要素がある。この作品の舞台となる場所が19世紀末イギリスであり、劇中劇としてイプセンのヘッター・ガブラーがあり、また主人公の女の子は貧しいユダヤ人地区の少女である要因もあってか社会の裏側を描きつつも、一人の人間の心にある機微に絶大な信頼を置いていて捉えるとの印象だ。この作品を見て同じく思い起こすのは、アメリカの古い映画であり、18、19世紀の古典文学であり、イプセンやチェーホフといった不条理という感覚が世にとって変わる前の古きよき劇作家たちだ。

 主人公のエスターはイギリスで暮らすユダヤ人の少女。姉はいつの日かパレスチナに移住することを夢見ていて、暮らし向きは決して楽ではない。エスターは女優になるという希望を持ち、オーディションを受け小さな役からのしあがってゆく。エスターはすぐれた老優の指導を受ける機会に恵まれ成長していくが、ただの貧しい少女であり恋も充分にしたことのないエスターには足りない点があると指摘される。エスターは好事家であり舞台の脚本家でもあるフィリップ・ヘイガードを恋愛相手として選び、関係を結ぶ。ヘイガードはエスターの演技に芸術的な要素を加え、洗練した女優へと導くが他の女に目移りし、エスターを捨ててしまう。エスターは自分の顔を自虐的に殴り、割れたガラスを口の中に入れて噛み砕くまでの激情で出演を拒否するが、なんとか舞台をこなす。女性として狂おしい感情の反目を知り、乗り越えていくエスターの力は演技に足りなかった部分を補ってあまりある素晴らしい表現を生み出したのだ。最後は再び交際を申し込むヘイガードを罵倒するシーンで終わり、カメラは今だ心の痛みの消えないエスターをうつしている。


エスター・カーン めざめの時



愛人

今でも一番好きな文学作品をあげろと言われたらこれをあげるかもしれない。「18歳で私は年老いた」この衝撃的な書き出しにまず打ちのめされた。


マルグリット デュラス, Marguerite Duras, 清水 徹
愛人(ラマン)

仏領時代のインドシナ(ベトナム)で仏人の少女がメコンの渡し舟の上で華僑の青年に出会う。青年は少女を恋し、その身体に狂っていく。少女はまるでお金のために彼と寝るのだといわんばかりに振舞う。ところが少女は仏蘭西への帰国船の中でショパンを聞いて思わず涙を流し、自分が青年を愛していないという確信が突如持てなくなったのだった。

少女時代をサイゴンで暮らした著者の半自叙伝的小説。著者はこれを年老いてから書いている。全体がまるで歌でも歌っているかのように淡々と呟くような流れるような散文詩的作品。明確なS+V形式はなく、作品(作者)の背景を知らないと充分には理解できない説明不足の文章であるにも関わらず、時折襲う息巻いてやってくる感動はその不足部分にある何かが髣髴する香りゆえだろう。自分のことがまるでひとごとのようにどうでもよさそうに書かれたこの作品、それでも固い意志やささやかな哲学がこの少女を通じて伝わる。


ビデオメーカー
愛人(ラマン) 無修正版

ジャン・ジャック・アノー監督によって映画化され、日本でも大ヒット、一躍デュラスの名を知らしめた。ガブリエル・ヤーレがつけた音楽も美しく、原作とは若干イメージが違うもののレオン・カーフェイの演技も抜群で主演女優が何とも言えない子供の色香を出している。映画もまた素晴らしい作品。


サントラ

ラマン オリジナルサウンドトラック

20世紀の夢 モダン・デザイン再訪

久々に美術館に行きました

 20世紀の夢 モダンデザイン再訪 

http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html


産業革命による機械化の流れを受け、機械生産へが粗悪な商品を大量に生み出されていた時代。ウィリアム・モリスは職人たちのギルドによるアーツアンドクラフト運動をおこした。これらはより洗練されたアートであるアールヌーヴォーへと発展する。ジャポニズムの趣味を持つ、アールヌーヴォーの曲線には自然美の超越した様がある。ミュシャ、ビアズリー、ガレなど私の大好きな多くの偉大な芸術家を生み出した。この流れは20世紀のデザインの歴史上重要な起点となるグロピウスらによるバウハウスに受け継がれる。会場ではバウハウスの写真やパンフレットなどが展示されていた。

またウィーンではクリムトらを中心としてウィーン工房でも新しい造形表現が誕生する。なんといってもクリムトの絵画に勝るものはないが・・・。

やがてこれらはオランダのデ・スタイルに受け継がれ、ロシアではロシアアヴァンギャルドの一つであり抽象表現ロシア構成主義などが生み出される。これらの幾何学、抽象デザインは科学や機械による神話、やがては回帰していく遺伝子や粒子の粒、宇宙を彷彿させる。

最終場では北欧のモダンデザインが紹介されていた



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