刺繍草紙

logs

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未来フラジャイル

?

?? 鎖骨はサラサラと疼きだし

?? 瞳孔は見開いたまま静止

?? 心拍数は高まり,静脈が

  急流のごとく体を駆け巡りました。

        ・

?? 空で、小鳥が狂ったように弧を描きます

  今、物音ひとつありません

        ・

???? まったき未来は失われたのです

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破損物

記憶は刻印し、

その屍にアルコールを浴びせたら

安物ライター一本、カチリと音させて

ただ、もだえ苦しみ、楽しみましょう?。
すべての罪はこの細い体に引き受けて・・・

           ・

いいえ。もう充分なのです!
           ・

わたくしという攪拌してゆく有機物質は

徐々に、こぼれゆき、こぼれゆき

いずれもとには戻らぬことのみを知るのです

ではお手を

悲しいから微笑み
苦しいから大声で笑ってやりました
わたしの胸には火があります
ちろちろと舌を出す アナーキーという炎です

         ・???????????????????????

『ハイ 皆さん!ご一緒に。 

のたうち回って 花噛んで~

髪を梳いたら ホラ吹いて ♪』

その分類学は?

辻本はさっそく玄関の扉を眺め「これは真鍮ですか?」などと問いただした後、玄関に並べられている靴の順番を並び替えたそうな目でじいっと眺め、次に奇妙な形をした靴べらを掌にとってみたりして時間を多少潰しました。辻本が靴を見ている最中に、スミス氏は少しだけイラっとしましたが、そこは大人なので蓄えてあった髭を三回ほど触っただけに留めました。「さぁ、どうぞ、やもめぐらしのむさくるしいあばら屋で、恐縮ですな!」こうしてスミスと辻本は多少の確執の種を撒きながらも、穏便に居間にたどり着いたのでした。

????????????????????????????????・??????????????????????????????????


「いやぁ、結構な美酒をいただいて、恐縮。恐縮。」スミス氏は辻本をライラックの刺繍がされたソファーに座らせると土産の安物ワインのラベルを眺めて、皮肉たっぷりにお礼を言いました。そうしてにんまりと辻本を見ると、彼はスカーフの角度を気にしている最中でちっとも反応しないどころか、聞いてもいなかったので、またもやスミス氏はイラッっとしましました。ですが、ここも大人なので髭を二回ほど引っ張っただけに留まりました。

スミス氏は早速、冷蔵庫から幾種類かのチーズを持ってきて、戸棚からクラッカーと小さなナイフを取り出して机に並べました。最後にヴィーナスの飾りが付いたコルク抜きを取り出すとコルクにねじ込んでポンと気持ちのいい音をさせて、ワインを抜きました。

                ・

その間、辻本は居間の中にあるあらゆるものをじろじろと観察しておりました。スミス氏の居間はまったく通常とは違いました。隅の台座には直径三十cmはあろうかと思われるインド像の足の剥製がありました。その足には像の産毛のようなものまでうっすら生えております。飾り棚には真鍮の壷の半分に割れたものや、古びた金の鍵や、和同開珎と書かれた小判やら意味不明のものがありました。壁面には毒蜘蛛が女の首に張り付いているタペストリーが飾ってあり、最悪なのは見上げるとブロンズィーノの天井画が複製されているのでした。ここまで話せば、聡明な読者の皆様はお分かりだと思いますが、結局スミス氏は辻本なぞにはひけをとらない変わり者であり、ただの悪趣味人物なのです。「凡庸なる多くの人物は私の居間を見て言葉を失う。結局、これほどの莫大な素晴らしい蒐集に対して、彼らには感想というものを生み出すレベルには達さない。」スミス氏は意気揚々と語り始めました。

8月1日

くだんのコンパ会場には四人の男がせっせと鴨鍋をつついておりました。

一番奥に座って笑っているのはなんちゃって実業家

ネクタイをしめすぎた左の男は学者もどき

真っ黒な髭をたくわえた男は芸術家風

手前には正真正銘の薄給サラリーマン

・・・

そうしてあなたは誰を選びますか?

・・・

しかしそういうあなたは誰ですか?



舞台俳優

演劇の定義の数は、実際にはきりがありません。この自堕落な堂々巡りから逃げ出すためには、足し算でなく引き算が必要なことは、だれの目にも明らかです。すなわち、「それがなければ」演劇が存在できないものはなにか、ということが問われなければなりません。・・・俳優なしに演劇は存在できるでしょうか?私はそうした実例を知りません。・・・・・・こうして俳優と観客が残ります。したがってわれわれは、演劇を「観客と俳優のあいだで起こるもの」と定義することができます。他のすべてのものは補足的なもの―必要ではありましょうが、やはり補足的です。

                          

?????????????????????????????  ?????????????????????????????????? グロトフスキー『実験演劇論』より

?



なんといっても私達は小劇場が役者の強烈な個性、意表をついたアドリブ台詞の連発や即興的なテンポの面白さが主流だった時代にまさに演劇をはじめた。その中では俳優の技術はどれほどの時間、その個性と面白さで空間を維持できるかということであった。

そうしてそれらのブームが行き着く先まで行って、低迷していく様子を直に見てきた時代に劇団を旗揚げた。私はそういったその場しのぎ的面白さに反発を感じながら、どちらかといえば、そういった感覚を排除するように働き、初期は戯曲への回顧をなし、その後、演出至上主義から映像や身体、ビデオクリップ感などコンテンポラリーでアヴァンギャルドな新形式の確立を模索していったのである。

?

一方で作品は私小説的趣が強くなり、自分自身の内面をいかに深く探るか、そこから来る衝動を的確に掴み、その表現いう形をどれだけ普遍的に興行的に見せるかというアプローチをとった。ある時、その新形式の確立、私小説的趣のゆきすぎが行過ぎて、彼らが「それはやりたくない」と言ったところで衝突がおきた。そこで自分なりに思案した結果、ではそも彼らの表現衝動は何に触発され、何によって刺激され、何が彼らにとって演じるということを誘発し、何によって満足するのか、それらはどこに向かいたがっているのか…という疑問が生じた。まずそれを知ってからでないと先に進めないと感じたのである。

?

問題なのは、彼らのうち誰も自分の表現について明確な言葉を持たないということだった。考えた末、思考時間を与えたエチュードや自分の演技におけるこだわりなどを話すことで、それらを探る方向に動いてみた。つまり単純に言えば何が好きで、何が嫌いか、何にインスパイアされ、何をコンプレックスとしているのか、なぜ演じたいのか?・・・ストーリー、音楽、体感覚、単語、真似、イメージの選択、疑似体験、・・・何を選び何を選ばなかったのかでその演技におのずから表現衝動と欲求が現れると考えたためである。その結果いくつか面白いポイントが浮かび上がりつつある。戯曲や演出といった形式に当てはめながらもその衝動点の幾つかに的確な刺激を与えることで、面白い作品が出来るかもしれないと考えている。それは自ら演じるときも同じことが言えるのだろう。

?

この試みがどうなるから今後のお楽しみだが…今のところ追及すればするほど謎が深いということもあり面白い。

刺繍

光る銀の鋏で感傷を断ち切るのだ!
肌に澄んだ白い牙。その痛みの

刺繍を施したら、都会の咆哮になって?
誰のものでもないのだと叫ぶのだ。

??

せかい

マニラには世界に見捨てられたスカペンジャー、

日本には世界を見捨てたニート、

共に澱んだガラスの目に、・・・・・・何も映らない。

今日も新聞紙の片隅を齧っている。


過去フラジャイル

告白

昨日のわたくしと今日のわたくしの間に生じた

わずか数ミリのミッシング・リンクを埋めることができません。

そして

振り返れば、長くほどかれてきたリボンの切れ目に過去が見えるのです。

文字絵画(姿態)

               ? 帽子

            頭     骨

               義  ???? 眼

                  

                

?

               首筋

              ?????? コルセット

???????????    

          シリ        コン

     

               中心

            

           矯  正  下  着

?

          冬          冬

         枯           枯

         の             の

         枯              枯

         枝                枝

?

         ヒール 踵          ?  ヒール 踵

   

?

?

         

              

?

未来フラジャイル

明日の咽笛に噛みついて
物干し竿に忘れ去られた、白いTシャツのごとく

野ざらしにはためいております
        ・
いま、まったきみらいはうしなわれたのです

眩暈商店

電信柱にハゲかかった眩暈商店の広告が貼られておりました。

それを食い入るように見つめるこうもりがさのA嬢。

               ・

心の欠陥住宅               2億5千万            

面の皮より厚いファンデーション   5千円

プライドのぶんだけ重くなる財布   1万2千円

注文の多い回顧展(チケット)     5フラン

エレガンス冬眠セット 一冬分     6800円


これ、いただこうかしら・・・・



無題

すでに峻巡はない??
空を抜いて聳え立つ孤独という巨像に挑むとき??
女は黒纏の髪と滲んだ血の唇を持ち??
もはや絞首台にも玉座にものぼれるだろう




刺繍

記憶を刺繍して胸にバラの蕾を縫いました
五月になれば雨に濡れてひらく???
赤い傷の花です???
     ・

     ・

     ・

     ・

     ・

     ・

痕に残らない傷が欲しかったの????
THE YELLOW MONKEY 「HOTEL 宇宙船」より

ひとつしかないもの

たったひとつのあやまち
たったひとりの恋人
たったひとつの裏切り
ひとつしかないものは、みんな、みんな、かなしいです。
ふたつあればそうでもないのかもしれませんが・・・

ライラ

ラリーシュカでマトロシーヌなシュネイデヌです。

サイカロなペテロシャッハは夕立です。

ショーデルをライラして、

マデラートの音曲にハイルツットするのです、セリヌディンティーシカ

舞台俳優(声について)

昨今の悪素行が過ぎるあまり、ここはひとつ謙虚に俳優を立てておかなければ、阪急百貨店の寝具売り場を歩く最中などに、後ろから思いっきり殴られるかもしれないと怯えている刺繍です。

                     ・

 俳優各氏に昨今、声についての苦労をインタビューしました(え!?暇なの?)

(お答え)

????? 普段から気持ちのいい間やリズムを探って話す。

????? 電話などで、声のスピード・ボリューム・高低・イントネーションを意識する。

所謂SVHI!(勝手に作りました)

????? 口先で喋る声から共鳴する声に移行するよう常に意識する

????? 意味を伝えるとの目的のもと「名詞」を大切に発生するように心がけている

????? 早口になったり、カツゼツが悪かったりする悪癖を直す努力をしている

????? 女性的な金属質の声を克服するため、常に低い声で喋っている

????? 艶めいた理想的声になるように工夫している

????? とにかく伝わること、聞き返されないことを日常的に意識して相手に声を飛ばす

????? 言葉、台詞などを色や書式に例えて声を出す。例えば

「砂糖菓子のように、甘ったるくて、柔らかいクネクネ媚び文字、ピンク」と考え「お金ちょうだい」という言葉を発声する

????? 森本レオ・田村正和など理想とする声の主を持ち、それに似るように努力する。

????? 長く話すときなど、声の描く話の曲線(山)を意識する。

などなど。

以上から証明される点は、もしかするとあなたのとなりの机に、日々こんなことを考えて過ごしてる俳優という種族がいるかもしれないという事実です。萌えるオタクに負けず劣らず萌える俳優。その変わりっぷりはまさにオタクの境地…。(どうせマイノリティー一族ですとも)

                               ・

俳優の方々に是非見ていただきたいお勧め映画 三選

                               ・

それから  
  夏目漱石の名作「それから」の森田芳光監督による映画化作品。
 松田優作、藤谷美和子の演技が素晴らしすぎる。日本の名優ならではの感覚的演技。隠れた小さな喜び、曖昧な悲しみ、黙ってしまうしか出来ない口元、健気な苦しみ、ほろ苦い怠惰・・・。こんな演技は外国の俳優方にはまず出来ない!           
                                ・
欲望という名の電車
  日本でもかの杉村春子を筆頭に数多くの名優によって舞台化された名作。
 スタニフ・ラフスキーによるメソッドに沿ってリアルな迫真演技を見せるマーロン・ブランドと、舞台的で古典的なスタイルの完成版ともいえるビビアン・リーの演技との対比が面白い。二人とも息を呑むほど迫る演技である。先ほどの日本人ならではの演技というところにも共通するが、俳優は自分だけの演技アイデンティティーのようなものを見つけることが大切だと私は考えていて、参考にして欲しい一作。

                             ・

天井桟敷の人々
ドイツ占領下時代に撮られたマルセル・カルネ監督の名作。パントマイム役者を巡る恋の話。
 パントマイム芸人、パチスト役のジャン・ルイ・バローが素晴らしい。なんともいえない悲しげな指先や首の傾げ方や歩き方一つ、演技というものの奥の深さと可能性を教えてくれる。

?

見知らぬあなたへ

僕は生まれたときから腕がありません。その代わりと言ってはなんですが、背中に羽を持っています。しっ!それは僕とあなただけの秘密の話ですよ。

                                ・

僕は曇りの日曜、羽にアイロンをあてるんです。とても弱い温度でね。気が向けば時々色を染めたりもします。今はほんのりと淡い草木色です。あなたにお見せできなくて残念だと思っています。それから、綺麗に五つに畳んで、小さな携帯ポーチにしまっておくのです。

え?そんなの、なれてしまえば、サラサラですよ。ちゃんと折り目もついてる。

あと、水曜日にはシャネルスーツを着ています。僕はモードに革命をおこしたココ・シャネルをとても尊敬しているのです。だから、水曜は彼女に敬意を示すことにしています。え?とんでもない、一着しかない薄紅色のシャネルスーツは華奢な僕の体にぴったり似合うのです。

                                ・

そうしてね、時々涙を浮かべたり、こらえ切れないほどかなしいことがあったりしたら、僕は畳んだ羽を丁寧に伸ばして、空へ飛んでゆくのです

3限目の授業

先生   皆さん、けふは日本美学について一定の理解を得られましたね?例

???????????????え?ば「NO!」と言うときも、日本人ならば期待を残しつつ、出来るだ

      け婉曲 に、あいまいに、思わせぶりに断りませう。                                         ????????????????では例を見てください

                                   ・

O氏   沙血子さん、僕と一緒に死んで下さい

沙血子 ええ・・・。また今度ね

Paging Navigation

Navigations, etc.

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