刺繍草紙

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純心

女の子は周囲に砂糖菓子の城壁を築く

押しても引くともびくともせねば、

舐めて溶かしませ


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沈黙

男は狂犬で

女は狂女でした。

狂犬はブラックジーンズとアルマーニのブレザーで

狂女は肩まであらわな赤のイブニングで

神戸はオリエンタルホテルの獄舎の窓辺にて

仔牛のテリーヌと、灰色の夕映えをいただきます。

先日のお稽古

先日の稽古「フリーエチュード」(自ら課題のキャラクターを選び、二人一組ペアで即興芝居を行う)に、チビ・デブ・禿おやじというキャラクターを選び挑戦した、若干23歳の正統派美人女優(を目指す)藤京子さん。ちなみにこの難解な課題に挑戦したのはひとえにペアを組んだ女王女優、日和が「私、自分の演技の限界に挑戦したいの!お願い。」と言ったせいらしい。(何の限界だろう・・・?)

                                    ・

親切な藤さんはその日から日和の演技の限界?に協力すべく電車で寝ているオヤジの傍等に近づき果敢に観察を続けること一週間。そして当日、日和は演技の限界どころか、体力の限界(しかもそこらへんの流行風邪)に負けてダウン。特に相方に知らせるわけでもなく、突如、日和の欠席を知った藤は王子動物園のラクダのような目をする。

                                     ・

律儀に一人はげ親父を演じる彼女。パートナーを失ったため、適当に「やり手女編集長と若手編集員のエチュード」グループに投げ込まれ、チビ・デブ・ハゲに加え編集員という課題まで課せられる。「いやぁ、原稿落としちゃって」っとガリ股で頭を掻く一応正統派美人女優(を目指す)藤京子。俳優陣営に「やはりチビ・デブ・ハゲの要素を出すには汗だよね」などと注意をうけ、「そうですよね」と熱心に頷く姿が哀れを誘う。演出からは「わたしの美しい芝居にチビ・デブ・ハゲの親父は出てこない」などという根本的文句を言われ、無言にて答える辺りが恐い。

                                     ・

ちなみにうちの劇団には女優が三人いる

一人は新人の癖に振る舞いだけは一流の大女優。一人はその貫禄に怖くて誰も文句を言えない女王女優。残る一人は一番古株なのに後輩二人に立場を奪われたため体面を保つために名乗っている実力派女優。三人の女優陣営の面倒を見るのは大変であるが、演出の三名も我侭女のため、当劇団における男性俳優は全て下僕で役割は奉仕となっている。

・・・・。だけど、次回公演の主役はおかまちゃん!いよいよ当劇団には男優の花咲く時が来る!という涙の楽観的予想が男優陣の中でなされているのである

レトルトHP→http://www.retoruto.com/


関係ないけど・・・

『役に扮するということを、私はときどき絵を描く作業になぞらえてかんがえることがあるんですが、花なら花をいかにも花らしく似せて描くんじゃないんですね。絵描きの目に見えた花が描かれる。だからその絵には、画家の技術はもちろんのこと、その人生や生活、ものを見る目、ひいては人間や社会についての考え方、つまり思想といえるようなものまでそこにあらわれてしまう。俳優の演技も同じだと思います。 』                             

?(山本安英 女優という仕事  より)


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夜の牧場

深夜25時

夜の牧場で疲れ始めた踊り子が

しっとり病んだ草を食む

ペテュルーシュカ

ペテュルーシュカ

もういいから、帰って来いよ

ヤスヨ・ブランド

最近、ミュンヘン博覧会でも注目を集め、ミラノコレクションにも特別招待された、日本の新進若手デザイナー、ヤスヨが銀座に待望の日本一号店をオープンする。

世界にファンを持つヤスヨブランドが扱うのは主にガラスを原材料とした商品である。主力商品は、鞄の中で不意に割れたりして手を血だらけにする危険性の高い、ガラスの筆箱や三角定規など、名付けて「大切にしなきゃ殺すわ」シリーズである。その他、グラス・ガーターベルト、ガラスAラインワンピなど名付けて「ちょっと危険な男と女」シリーズ、ガラスで出来た牛乳瓶等「当たり前じゃない」シリーズなどが人気商品である。

また今回の日本進出を記念して、銀座ショップでは赤ガラスのトート鞄「触んないで」や緑ガラスの野球バット「役立たずね!」などが限定発売され、いずれもすでに予約で完売状態の人気である。

不思議な消しゴム

夢見る桃色のベビードールを着けた可愛いお嫁さんは大きなフランスベットの真ん中にチョンと座って、目の前に広げた白いノートとお婿さんがくれた小さな砂消しゴムに見入っていました。
昨日の夜、ということは今日の結婚パーティーの前日にあたるのですが、お婿さんは結婚の記念にとその小さな砂消しゴムをくれたのでした。
お婿さんは言いました。
「これはね、嫌な記憶を消してくれる不思議な消しゴムなんだよ。君がこれまでにあった嫌な記憶は全部消してしまえばいい。今日からボクが守ってあげるからね」

                             ・

お嫁さんはノートに今までにあった色々なことを書き出してみました。遠足の日にお弁当を忘れていったこと。ピアノの発表会で頭が真っ白になって指が動かなかった事、高校生になって隣の席のSさんに嫌がらせをされたこと、希望の学校に入れなかった事、死ぬほど好きだった彼にふられた事、自殺を考えた事、それから小さな頃、橙色熊の筆箱を買ってもらって嬉しかった事、友達とオランダに旅行した事、初めてのキス、始めて見たバレエのくるみ割り人形に感動したこと。良いことも、悪い事も、全部ノートにぎっしりと書き出しました。

                                ・

お嫁さんは不思議な砂消しゴムを握り締めて、ノートをじっと見つめました。このピアノの発表会と、あの失恋だけは思い出したくないわ...それにお母さんが亡くなった時の事も...過去の恋人との思い出ももう必要ないわね・・・。数時間経ちました。お嫁さんは結局、握り締めた右手を動かすことが出来ませんでした。右手がドンドン汗ばんで来るのをお嫁さんはドキドキしながら感じていました。

お婿さんが帰ってきた時、お嫁さんはまだベットの真ん中にチョンと座っていました。そうしてノートと消しゴムを差し出してこう言いました。「あたしには分からないわ、あなたが選んで消してしまって頂戴」

                                 ・
お婿さんはそっと手を握って優しく言いました。「いいんだよ。ノートも君もこのままにしよう」

お嫁さんは微笑みました。「ありがとう。もしあなたが一行でも消してしまったら、私はこのままあなたとお別れしたと思うわ」
そうして二人は抱き合いました。

                                  ・

夜が深くなりました。お嫁さんは横で寝ているお婿さんに言いました。

「でも...もしあなたがこのノートの何もかもを消してしまったら...、私はきっとあなたに狂ってしまったわ」 

嫁さんは少し考える風にうつむいて重めのまばたきをしました。



猫に関する即興エチュード

俳優は特徴を観察し、似せたりしてみる。対象のイメージの特徴を多く連想出来る俳優の方がキャラクターを真似るのが上手いことが判明しつつある。そのイメージする単語数で統計をとってみたいところである。でも面倒だから誰かやって。

                        ☆

研究その一  

キャラクターに関する研究と考察   「猫」


・猫は我侭、移り気のクイーン気質で、まるで女王である。

・猫と人間との違いについて、猫は背中が下がってお尻があがり、頭の下がったナイーブなS字型曲線の体を持つ

・警戒心が猫一倍強く、未知の生物(例えば動物園から抜け出してきたチンパンジー等)と会う際には神経が過敏になっている。

・好奇心が惹かれるものには円形を描いて近づき、恐ろしいものには一定の距離を保って後ずさる

・猫にあって人間にないのはヒゲであるが、猫はひげに神経を集中させていたりする。ヒゲを演じるのは大変だ・・・。考えてみりゃしっぽもない・・・。

・猫を演じる際などは肩の辺りの筋肉を使うとうまくいくことが発覚。

・猫を演じる際には猫の気持ちなど誰も味わったことのないため、その辺りの決定的違いは深刻である。


稽古場では猫について熱い議論が交わされた。そのうち、此の稽古の無駄さに熱い議論が交わされる日が来るかもしれない・・・。


猫はその自由で気まぐれな気質から、妖艶で、気紛れな女性の代名詞となったり、芸術家の憧れの的となったりしている。


猫を愛した人々・・・・大佛 カリントン 春樹 アラーキー 三島  ニュートン                              

   

 夏目 漱石 我輩は猫である

  

登山家

(談)
 「“山は征服すべきもの”―これがわたくしの登山家としての、最初の信念でありました。ところが、それがいつのほどにか―“山はおそるべきもの”と変わってきたのですが、やがて最後に同じ山が―“山は尊敬すべきもの”となって、ほんとうに落ちるところを知るというか、やすらかな気持ちで、いつもわたくしの中に生きるようになりました」
                                  とある登山家(女専門)

眼差しは感情の落書きで

鼻立ちは世界の告発

唇はあなたへの成らぬ言葉の容れ物です

インシュリン事件

千葉県光町、農業鈴木茂さん(54)が糖尿病治療薬のインシュリンを大量投与されて重体となっている事件で、殺人未遂容疑で逮捕された中国出身の妻、詩織容疑者(33)の親族に送っていた仕送りなどを巡り、夫妻が互いに不満を募らせていたことが13日、わかった。(YAHOO! ニュースより)

        

       嗚呼、だけどいつだって

        インシュリンは大量にある
              あなたとわたしの間にも
              あなたとあなたの間にも!

ユメ

ワタガシ二水ヲ含マセタラ
膨レアガルヨウデイテ
染ミコムヨウデイテ
ソレハ消エテナクナッタ 
ユメは雪

        ・

モンパルナスのキキのヨウニ
浮ブアカガネ色ノ紙風船ノヨウニ
只、自由デアリタイト
両ノ掌ヲ天ニ向ケタノデス


その分類学は?

彼の名前は辻本と言いました。どういった男であったかというと、苫小牧大学の系統分類の助教授のそのまた助手であり、その職業の通り「分類すること」が病的に大好きな男でありました。小学校三年の時に空手道選手権で優勝したことを生涯の誇りとしておるような人物で、またMr.スミスに言わせると、「辻本君は最もこの世の役に立ちそうもない人物の一人」でもありました。その辻本がスミス氏の玄関にたった今、立っているのです。濃紫のネッカチーフで洒落た感じにキュっと首をしめ、そのリボンの先を空に尖らせて、左利きの左手には安物ワインをぶら下げておりました。スミス氏はそれを見ると反吐が出そうになりました。スミス氏にとって、この辻本は全く我慢ならぬ存在でありました。それというのもとある学長の就任祝いパーティーのことです。スミスの顔をじっと見つめた辻本は急に閃いたように両手をうつと、彼は「常にあなたは何かに似ていると思っていましたが、あなたは私が考察するところの原始紐舌目 タニシ科であるところのヒメタニシの精子にそっくりだ!」と掌を裏返して驚嘆してみせました。彼は全くの大真面目で、周囲は爆笑の渦に包まれ、つまりつまるところスミス氏は訳もわからず彼に赤っ恥をかかされたのでした。分類するならば、根に持つ性格の類とされるであろうスミス氏は辻本のことをこのままのさぼられてはおれぬと常に考えておりました。

ところでこの辻本、無類の分類好きで専門の無脊椎動物の系統分類だけでなく、日常のヤカンやお釜といったものから、トイレの汚れの種類まで分類が大好きでありました。彼の家の壁面は全て小さな引き出しの類で覆い尽くされ衣類だけでもYシャツ系、木綿製、タイ産、暖色系、赤色。装飾系、ネクタイ、絹製、柄あり、寒色系、青系統、紫紺・・・などと細部に渡るまで分類されているのででした



マカロニの穴から吹き出した血

夜、夢の中に白い扉。
ドアをあけると・・・
ずんぐりむっくりした男が。

                  ・
礼節正しく帽子をとり、ぱくっと口を開くとこう言いました

「皆さんこんにちは。私が午前零時のアルフレッド・ヒッチコックです。」

                  ・

7時45分の、目覚ましテレビの星座占い。水瓶座は「黒くて、尖ったものにご用心。突然の災難に注意して」

遅刻寸前の校門前。一羽のカラスが私めがけて飛んできた。そうして肩にとまると、尖がった嘴で私のコメカミを一突きする。

                  ・

その日の夕刊の三面「岐阜県で中学三年の女子生徒が登校中に何者かに襲われて死亡。彼女のコメカミニはマカロニの筒ほどの丸い穴が開いており、警察では30寸ほどの釘を真っ直ぐ差し込まれたものとして、その変質的犯人を捜している。

赤い櫛(前編)

男は長屋の娘に夢中でした。彼は元来、身持ちが固かったのですが、そういった男によくあることで、一度身持ちを崩してしまうと、もう元には戻らないのでした。その娘は白くてつるっとしたうで卵のような肌に、丑寅の方向にパッチリ釣りあがった鈴型に黒い切れ込みを入れたような瞳をしておりました。あとの特徴としては黒々とした眉を持っていたようにも思えます。娘はいつもむっつりとしており、かといって不意に気分が良くなるとケタケタと笑うのでした。男はそれを聞くと無性に腹立たしいような、絞め殺したいような妙な気分になるのでした。


ところで、男には長年連れ添った細君がおりました。細君は長屋の娘のことは何もかも承知でおりました。女は経済的には落ちぶれてはいたものの、相応の家柄出身で深窓の姫でありました。19で男に嫁いで国へ来てからは、男ももとは生真面目な亭主であったため、女はこれといった苦労も知らずにきたのでした。よって可愛そうに、今度のことは女にとっては酷くこたえ、気の滅入る日々を過ごしておりました。洗濯場で会う近所のかみさんなどは、亭主の浮気など優しくしていればいずれ戻ってくるもののと笑って慰めるが、思い切って告白した細君は、余計に不安な気持ちを増し、夫の帰りを首長く待ち続けるのであった。ところで女には嫁入りの時に持ってきたつげ櫛がありました。右上部に牡丹を彫って散らした幼女の頃より大切にしていた櫛でした。女はこの頃では男を待ちながらなんとはなく髪を無心に梳いているのでした。夕飯の支度を整えてから、女は鏡台の前に座り、男の帰りが遅ければ遅いほど、女はその間ずっと熱心に髪を梳きました。


ある時、いつものように丑寅の方向にひっぱられた瞳をしばたたかせ、長屋の娘が言うことには「あたしは彼岸花の一番濃い赤い部分を滴らせたような真っ赤な櫛が欲しい」。そうして有無をいわせず男がそれを娘に持ってくるだろう事を決めてしまいました・・・・男は、櫛など買ったこともなかったのでどうしてよいか分からず櫛屋のままを三往復ぐらいしました。夕刻に水を打っていた番頭がいぶかしげに彼を見やると彼は一目散に家に帰ってしまいました。家に帰った男は妻の差し出した座布団の上にすまなさそうに座ると、おそるおそる妻にこう尋ねました。「お前、うちに要らない櫛はないだろうか?彼岸花の一番濃い部分を滴らせたような赤いやつはないだろうか?」細君は驚いてしばらく夫の顔を見ましたが、その顔を見て夫が少し苛立ったのが分かると黙って隣の間に向かいました。

細君はすぐにあぁ長屋の女に頼まれたのかと分かりました。鏡の前で暫くじっとしていた細君は、鏡台の引き出しから自分の使っていたぼたんのつげ櫛を取り出すと懐紙にくるんで粗末なものですが・・と彼に渡しました。その櫛は、妻がずっと髪を梳いていたもので、夫を待つ長い間ずっと梳いたために櫛先が頭皮を擦り、その吹き出した血が滲んで真っ赤に染まっていたのでした。妻はおずおずとそんなことを自分に尋ねた夫が可愛くもあり、また幾分哀れでもあり、でも本当のところは復讐や恨みという気持ちからその真っ赤な櫛を渡したのかもしれないのでした。そうとは知らず男は真っ赤な櫛を持って、長屋の娘のところへ行きました。

破局

心臓が溶け合うように一つになったから
心臓が千切れるようにお別れするのね
どうりで死ぬほど痛いと思いました。

鶴の恩返し

だから言ったあぢゃないの決して覗いちゃいけないって・・・

あたしの心の扉をこっそり開いたりして いけない人ね

・・・・

ウジが沸いているってのに

車内放送

本日はご乗車誠にありがとうございます。
此の電車は全席喫煙となっております。
携帯電話等は大きな音の鳴るよう、また通話などは出来るだけ遠慮なくおやりください。
お年寄り、お体の不自由な方には席を譲ってもらうようお願いします。
なお此の電車の前から六両目の車両は「獣専用車両」です。
皆様、お乗り間違えのないようにお願いいたします。
快適な車内環境づくりにご協力よろしくお願いいたします。

トリノ五輪

あなたが軽やかにステップを踏む頃
わたしは鮮やかに無駄足を踏み

あなたがリングでスピンする時
あたしは会社の廊下でスピンして

あなたが氷の上を優雅に滑ってゆくとき
私も人生を滑り落ちていった


あなたは地に沿うようにイナバウワー
わたしは地に沿うようにお辞儀~


Paging Navigation

Navigations, etc.

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